前半の福岡ソフトバンクホークスを振り返って | 気まぐれ社労士の徒然日記

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2015年11月に社労士試験に合格。2016年5月より、社労士登録、8月に開業登録。自分の興味の赴くままに日記を書いています。

明日からオールスターが始まります。

ということで、今回はあえて福岡ソフトバンクホークスのこれまでを振り返ってみたいと思います。

 

オールスター前に3タテ3回で9連敗を喫し、藤本博史監督への風当たりも強くなっている感があります。

 

 

とはいえ、個人的には今年のシーズン中に成績不振による休養や交代は望ましくないと思います。

昨年は惜しくも優勝を逃したとはいえ、オリックス・バファローズとは勝ち数・負け数・引き分けも同数の同率2位でした。

現状では首位のオリックスとは5.5ゲーム離れて3位とはいえ、82試合消化して43勝37敗2分けで貯金も6つ作っています。

チームも万全とは言えない中で貯金を作ってAクラスにいるのですから、途中休養をさせる理由はないと思いますし、本人の体調が許す限り最低でも今シーズンいっぱいは続投させた方がよいと思います。

この成績で休養させたら、監督のなりてもいなくなるのではと思います。

 

そして、藤本監督は昨年二軍以下の選手を引っ張り上げて一軍で活躍できるようにした功績があります。

 

まずは育成契約から支配下登録された大関友久投手。

 

 

そして、敵チームにとってはいやらしい打球を放つ三森大貴選手。

 

 

また、一発の魅力のある野村勇選手。

 

 

また、ショートを守れる川瀬晃選手。

 

 

ところが、今年は二軍から一軍に上がって活躍した選手をあまり聞きません。

このあたりは、フロントと現場の間で齟齬が生じている感じがあります。

 

昨シーズンオフには、FAで近藤健介選手(前北海道日本ハムファイターズ)や嶺井博希捕手(前横浜DeNAベイスターズ)選手、ロベルト・オスナ投手(前千葉ロッテマリーンズ)、有原航平投手(前3Aラウンドロック・エクスプレス(テキサス・レンジャーズの傘下))とフロントは即戦力をかなり確保しています。

そして、いったん戦力外通告をしたアルフレド・デスパイネ選手を呼び戻しています。

この補強は、フロント主導の即戦力狙いでしょう。

 

そのような状態で、フロントの動きと自分の希望が嚙み合わずに苦労している面はあると思います。

 

藤本監督としては二軍以下の選手を引っ張り上げて戦力にしたいという思惑があるでしょう。

これまで二軍を見ていた身としては、二軍以下から使える選手を引っ張って一軍で活躍させたいという思いがあるはずです。

ところが、今年はそのような動きがあまりありません。

このあたりは、藤本監督も忸怩たる思いをしていることでしょう。

 

ソフトバンクの強みの一つとして、育成で獲得した選手を支配下登録にして確約させるという面は間違いなくありました。

そのいい例が、今年大リーグのニューヨーク・メッツに移籍した千賀滉大投手です。

 

 

千賀投手も元々育成枠で獲得したのを支配下登録にし、ソフトバンクのエースになりました。

 

そういう意味では、ソフトバンク球団は二軍から四軍まで整えているので、下の選手を育てる環境は整っています。

 

恐らく、来年ソフトバンクがAクラスや優勝争いに入るためには、二軍以下の選手が一軍に上がってくるのが必要だと思います。

下を育てるのを怠って目先の戦力補強だけに走ると、長期的な再生は難しくなると思います。

 

今年は、ソフトバンク球団もファンも我慢のしどころだと思います。

今年ソフトバンクがAクラスに入れたら、それだけで万々歳していいと思っています。