この言葉、高校の数学で聞いたことがある方も多いかと思います。
基本的には、以下のような仕組みです。
- (AかつB)ではない⇔Aでない、またはBでない
- (AまたはB)ではない⇔Aでなく、かつBでない
1については、AとBの両方を満たすものではない、ということは、AかBの最低どちらかを満たさないというものです。
2については、AかBのどちらも満たさない、ということは、Aも満たさないし、Bも満たさないということです。
具体的な例を、プロ野球の一軍、二軍で当てはめてみたいと思います。
まず、一軍の構成はこちら。
セ・リーグ
- ヤクルト
- 巨人
- DeNA
- 中日
- 阪神
- 広島
パ・リーグ
- 日本ハム
- 楽天
- ロッテ
- 西武
- オリックス
- ソフトバンク
次に、二軍の構成はこちら。
イースタンリーグ
- 日本ハム
- 楽天
- ロッテ
- 西武
- ヤクルト
- 巨人
- DeNA
ウェスタンリーグ
- 中日
- オリックス
- 阪神
- 広島
- ソフトバンク
ここで、先ほどのAにセ・リーグを入れ、Bにイースタンリーグを入れるとします。
すると、1は「(セ・リーグかつイースタンリーグ)ではない」ということになります。
「セ・リーグかつイースタンリーグ」に当てはまるのは、ヤクルト、巨人、DeNAの3つです。
ということは、「セ・リーグかつイースタンリーグ」ではない、というのは、「セ・リーグではない」または、「イースタンリーグ」ではないということになります。
この場合は、「セ・リーグではない」=「パ・リーグである」し、「イースタンリーグではない」=「ウェスタンリーグである」となるため、結論としては、「(セ・リーグかつイースタンリーグ)ではない」は、「パ・リーグまたはウェスタンリーグ」ということになります。
これに当てはまるのは、中日、阪神、広島、日本ハム、楽天、西武、ロッテ、オリックス、ソフトバンクということで、ヤクルト、巨人、DeNAを除いたものになります。
2の場合、「(セ・リーグまたはイースタンリーグ)ではない」ということになります。
「セ・リーグまたはイースタンリーグ」に当てはまるのは、ヤクルト、巨人、DeNA、中日、阪神、広島、日本ハム、楽天、西武、ロッテになります。
ということは、「(セ・リーグまたはイースタンリーグ)ではない」ということは、「セ・リーグではなく、かつ、イースタンリーグではない」、つまり「パ・リーグかつウェスタンリーグ」ということになります。
これは、先に挙げた10球団を除いたオリックスとソフトバンクが当てはまります。
この法則、法律系の国家試験を受ける方はぜひ理解しておいた方がよいと思います。
社労士の試験でも、裏返したらどうなるかの知識を問う問題は出ます。
法律では、「かつ」「または」の条件を厳密に規定しています。
そのため、その否定形も正確に導き出す必要があります。
今日のアイキャッチ写真は、ランチで食べた豚肉と卵と野菜炒め定食です。
しっかり腹ごしらえするのは、生きていくのに大切だと実感します。
