「一つだけ」の否定 | 気まぐれ社労士の徒然日記

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2015年11月に社労士試験に合格。2016年5月より、社労士登録、8月に開業登録。自分の興味の赴くままに日記を書いています。

今日、安倍総理が、獣医学部の新設について、現在加計学園が計画している愛媛県今治市の件にとどまらず、新設を認める方針であることを公表しました。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000055-jij-pol

 

「一つだけ認める」というのを否定する方法は、実は2つあります。

一つは、「認める」そのものを否定し、「全く認めない」というものです。

もう一つは、「一つだけ」を否定し、「複数認める」というものです。

安倍総理は、国会での騒動の中、内外の雰囲気が前者に傾きかけているさなか、後者の方法を採用することを表明しました。

 

このニュースを見た時、思わず幾何学のことを思い出しました。

平行線についての話です。

 

紀元前3世紀ごろの数学者であるユークリッドは、5つの公理を定義しています。

そのうちの5つ目は、平行線公理とも呼ばれており、「平面上に直線が1本、その直線上にない点が1つあるとき、その点を通り、元の直線と交わらない直線はその平面上には1本しか引くことができない」というものです。

 

この公理については、長年数学者が証明しようとしていましたが、19世紀に入ると、この公理が成り立たない幾何学を発見するようになりました。

 

その際に、分かれ道となったのが、元の直線と交わらない直線が「1本もない」のか、「複数ある」のかだったのです。

 

(画像はWikipediaから)

 

ユークリッドの第5公理は"1"の場合のことです。

それに対し、元の直線と交わらない直線が1本もない幾何学が"2"に該当します。

そして、元の直線と交わらない直線が複数ある幾何学が"3"に該当します。

 

もう少し詳しく知りたい方は、Wikipediaをどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E8%A1%8C%E7%B7%9A%E5%85%AC%E6%BA%96

 

それにしても、今回の総理の決断、簡単なようでなかなか出てこない発想でもあり、思わず膝を叩きました。