駅弁コレクション406 「ちょい 氏家かきめし」(厚岸駅) | 旅の窓

旅の窓

『gooブログ』から記事の引越しが終わりました。只今、テーマの分類作業中!

【ちょい 氏家かきめし】(厚岸駅)
                      2025.10.20投稿
                                           

2025年(令和7年)10月18日
 スーパーマエダ「北海道フェア」で購入 価格958円

                 [製造元](有)氏家待合所

 緑を基調とし、牡蠣貝と牡蠣の養殖地厚岸湖の中心にある牡蠣の殻が堆積してできた牡蠣島と、その島に建てられた弁天神社の写真をコラージュした掛紙がゴム留めされています。





 掛紙を外すと、発泡材の容器(12.5cm×8.5cm×4.1cm 上げ底0.5cm)に透明な蓋がゴム留めされています。


 牡蠣を漬けた生醤油とひじきで炊いた茶飯の上に刻み海苔を散らし、大粒のカキが2個・厚岸産のツブ貝・アサリ・椎茸・蕗煮ケが盛り付けられています。付け合わせは、福神漬とたくあんです。




 厚岸駅弁『かきめし』と具も味も盛り付けも同じで、掛紙のデザインもほぼ同じで、量が少ないミニ版と言ったところです。 

 掛紙の商品名は『かきめし』になっていますが、商品表示には『ちょい 氏家かきめし』と記載されています。
 製造元のホームページにも載っていなくて、駅での販売実績もなく専ら駅弁大会等の催事で販売している、所謂『疑義駅弁』と言われるものではないかと思います。
 当地のスーパーの「北海道フェア」で購入しました。

                                           
 製造・販売の氏家待合所は、厚岸駅開業と同時の1917年(大正6年)創業の老舗駅弁屋さんです。
 『待合所』とは、北海道で駅付近に多く存在した営業業態で、列車などを待つことができる屋内スペースで、列車待ちの方に食事や飲み物を出すという商売です。
 厚岸駅前にある「氏家待合所」では、かつては店内でも食べることがでいたようですが、現在はテイクアウトのみとなっています。
 三代目店主が考案した『かきめし』(正式名称は「厚岸氏家かきめし」と言うようです)は、通年で首都圏の駅弁売店で販売されています。掛紙にある販売者の欄にアルファベットが付いていますが、これは現地以外で製造している委託製造業者を表しているものだと言われています。

​​​​​​​