駅弁コレクション393 「但馬牛 牛めし」(姫路駅) | 旅の窓

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【但馬牛 牛めし】(姫路駅)
                        2025.9.5投稿
                                          

2025年(令和7年)2月29日
  スーパーマエダ「全国有名駅弁大会」で購入

   価格1,201円  
                   [製造元]まねき食品(株)

 牛のイラストと商品名が書かれた掛紙(スリーブ)です。
 「但馬牛」には、「TAJIMAGYU」というローマ字のルビが付いています。牛そのものは「たじまうし」、お肉としていただく時は「たじまぎゅう」になるそうです。


 透明な蓋が付いた発泡材に入ったプラスチック容器(11.0㎝×20.5㎝×5.5㎝)です。


 だし飯の上に、但馬牛のすき焼き風甘辛煮(ゴボウ・玉葱・舞茸・えのき)が三分の二ほど載って、その上にししとうの素揚げが添えられています。
 残り三分の一には、小松菜漬と金平こんにゃくが載っています。
 脇には、大根なます・沢庵・きゅうりの生姜漬が添えられています。




 現在も販売されていて、公式ホームページに次のように案内されています。
但馬牛牛めし弁当 1,350円(税込)
 甘辛くすき焼風に炊いた但馬牛肉を、しっとりやわらかくお召し上がり頂けます。
 アレルギー:小麦・さば・牛肉・りんご・大豆
 AM 6:00可



 地元スーパーの駅弁大会で購入しました。

                                          

 製造元のまねき食品は、1888年(明治21年)創業で、店名を「まねき」としたのはお客様を「おまねきする」と言う意味に由来するそうです。
 翌1889年(明治22年)には姫路駅構内で我国で最初に経木の折箱に入れた「幕の内弁当」とお茶の販売を開始しています。
 当時の『幕の内辨當』の写真が、公式ホームページで紹介されています。


 そして、1949年(昭和24年)には、姫路駅ホームで和風だしに、かんすい入りの中華麺を合わせた『えきそば』の販売を開始し、現在に至っています。
 誕生秘話として、公式ホームページで次のように紹介されています。
 戦後、最も簡単に、しかも大した機械設備もなしに出来る物として、姫路駅で麺類を販売しようと計画しましたが、当時小麦粉は統制品で手に入りにくい為、統制品ではない”こんにゃく”に目をつけそば粉とこんにゃく粉を混ぜて、うどんの様なものを作り、和風だしでうどんの様なものを試作し販売致しました。
 しかし、その後うどんは時間がたつとのびて美味しくないのと、腐敗が早く長持ちさせるにはと考えた末、うどんをあきらめ度々の試作の結果、かんすいを入れた黄色いラーメンにたどり着き、当社独自でその製造にのりだし、黄色いそばに和風だしという一見ミスマッチの商品が生まれました。
 これが”えきそば”の誕生です。