駅弁コレクション225 「函館浪漫ハイカラ弁当」(新函館北斗駅) | 旅の窓

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【函館浪漫ハイカラ弁当】(新函館北斗駅)
                            2022.8.10投稿

2016年(平成28年)8月21日 青森駅で購入 価格1,350円
                        [製造元](株)吉田屋

 商品名と中身のイメージ写真を載せた掛紙(スリーブ)です。


 御飯は白醤油漬けサーモンとイクラ醤油漬けが載った酢飯、蒸しウニの載った醤油風味飯、鮭節の載った醤油風味飯の3種類です。
 おかずは塩味と醤油味の2種類の鶏の唐揚げにレモンを添えたもの、煮物はがんもどき・筍・人参・椎茸。そして厚焼き玉子・ブロッコリー・ポテトサラダ・ミニトマトです。




 海鮮が目を引く程度の吉田屋の駅弁としては目立たない幕の内弁当のようですが、よく見ると2種類の味の唐揚げ、鮭節、ポテトサラダ、ブロッコリーなど、北海道の山海の幸を程よく詰め合わせた幕の内弁当になっています。
 懐かしさとちょっとお洒落な組み合わせが「ハイカラ」の由来でしょうか。
 ちょっとお高めな価格設定が玉に瑕の感じがあります。
 『旅の小窓~2大半島終着駅号の旅』の途中、青森駅で購入しました。
 この駅弁は終売となりました。

 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸 小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。駅弁販売は東北本線では宇都宮駅・一ノ関駅に次いで3番目で、全国でも8番目と言われています。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。
また、2016年(平成28年)3月19日、新函館北斗駅併設の「北斗市観光交流センター」で、「BENTO CAFE 41°GARDEN」(弁当カフェ よんいち ガーデン)を開業し、駅弁を販売しています。
 なお、「よんいちガーデン」は、北斗市が北緯41度にあることにちなんでいるそうです。
 そして、尻内駅(現 八戸駅)で下車した吉田屋初代は、北海道北斗市(旧・大野町)出身だそうです。
 「駅弁味の陣」に数多く出品していて、受賞歴は次の通りです。
 「駅弁味の陣2014」で、『津軽海峡 海の宝船』が「彩賞」を受賞。
  現在も1,380円で販売しています。


 「駅弁味の陣2016」で、『こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当』が「そそられ賞」を受賞。
  現在も1,480円で販売しています。


 「駅弁味の陣2017」で、『うにとウニと雲丹味くらべ弁当』が「そそられ賞」を受賞。
  現在も1,450円で販売しています。