駅弁コレクション65 「独眼竜政宗辨當」(仙台駅) | 旅の窓

旅の窓

『gooブログ』から記事の引越しが終わりました。只今、テーマの分類作業中!

【独眼竜政宗辨當】(仙台駅)
                           2022.1.12投稿

2007年(平成19年)11月10日 仙台駅で購入 価格1,000円
                      [製造元](株)こばやし

 伊達政宗と言えば「独眼竜」と呼ばれ、片目に眼帯をしているいめイメージが強いですが、掛紙には眼帯をしていない政宗が描かれています。


 御飯はおむすびで、焼き味噌・胡桃おこわ(銀杏)・白飯(栗)の3種類。
 おかずは、赤魚の酒粕漬け・鶏照り焼き・田舎紫蘇巻き・笹かまぼ・煮物(絹さや・人参・たずな蒟蒻・帆立・凍り豆腐)・牛肉甘辛煮。こごみの胡麻和え・仙台長なす・紅大根。


 梅酢蓮根は入れ忘れたようです。


 この駅弁は、1987年(昭和62年)放送のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」にちなんで、その前年に発売されたものです。


 発売当初は正方形二段重ね容器を使用し、上段にはくるみおこわに笹蒲鉾などが、下段には仙台味噌の焼きおむすびと赤シソ巻きおにぎりがひとつずつと長茄子漬、牛肉のしぐれ煮、こごみの胡麻和えものなどが入る逸品でした。


 しかし、2006年(平成18年)にリニューアルされ、1段の弁当となって100円安くなりましたが、これを「改悪」と評価する方もいます。
 現在もホームページに載っているので、発売から35年あまり、仙台駅では有数のロングセラー駅弁と言えます。

 製造・販売のこばやしは、当初は茨城県水戸市にある和菓子店「井熊総本家」の仙台支店であったものが、1920年(大正9年)11月10日から弁当の製造と構内販売を開始した老舗で、第二次世界大戦中、一時期営業を中断したものの現在でも営業を続けています。
 1975年(昭和50年)より、作曲家の小林亜星さんをイメージキャラクターに採用しています。
 CMソングの作曲担当をきっかけに、社名と同姓であることやふくよかな体格と恰幅の良さが『ご飯をいっぱい食べる』ことを連想させ弁当店のイメージに合う事からオファーを行い、ロゴマークにも法被姿のイラストを描き、亜星さんが亡くなった今も商品は勿論名刺や配送車にも描かれているそうです。