御摂勧進帳 | リリのぜいたく三昧

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読み方は、ごひいきかんじんちょう。




今日は二ヶ月ぶりの新橋演舞場でございます。


十二月大歌舞伎、昼の部
通し狂言・御摂勧進帳
一幕目 暫
二幕目 色手綱恋の関札
三幕目 芋洗い勧進帳


photo:01



この絵は特に演目には関係ないけど。笑
筋書きの表紙です。



今回は夜の部の籠釣瓶をいい席で見たかったから、昼の部は一番安い席(3000円)に甘んじたのだけど、やっぱり花道が見えないのはさみしいですね。
花道だけじゃなくて舞台の3分の1も見えないし。

おかげで、暫の面白いくだりとか勧進帳の弁慶の見得とかほとんど見れずじまい。
勧進帳では、私の好きな菊之助さんの義経なんて、存在の確認すらできなかった(/ _ ; )

今後はせめて5000円出して、花道の見える席にしようと思います。




でも、暫でのあたりまえ体操はギリギリ見えてよかったーーー!

私、あたりまえ体操って全く面白くないと思ってたし、今も思ってるけど、初めてめっちゃ笑ったーーー!
三味線であれの伴奏って新しい。笑

他にも、流行語とかの時事ネタをがんがん取り入れてくるところがいいですよねー。笑ったー!

お客さんの年齢層的には難しいところもあるだろうに、面白いと思ったことはやる。
本来は歌舞伎は大衆向けの娯楽であって、今でいうテレビみたいなもんだから、どんな年代の人にも楽しんでもらえるような工夫を常にしてるんだと思います。
伝統を守りつつ、現代のネタも盛りだくさん。

こういうところが大好きだし、最高に面白いと思うんです(*^^*)
ちょっとウォルトの精神に通じるところあるよね。




もともとこの御摂勧進帳は、顔見せ興行で演じられたもので、歌舞伎十八番の演目をゆるく楽しく演じるものだったらしいです。

歌舞伎十八番の勧進帳なんて、弁慶と冨樫のピリピリした空気でこっちまで緊張してくる感じなのですが、芋洗い勧進帳はとりあえず楽しかった!
最後の芋洗の場面はほんと痛快!

ほんとに、全体的に役者さんの演技もゆるーーーく笑えて、内容もわかりやすかったです(^-^)

関所の役人が「じゃぁもういいよっ!」とか言って拗ねちゃうんだから。笑





来週は籠釣瓶。
私の好きな菊之助さんがべっぴん花魁の八ツ橋です♡
楽しみーーーーーー( *`ω´)





今日の一番のお気に入り衣装は、二幕目の色手綱恋の関札の義経の袴。
もみじの模様がとっても華やかで素敵でした(*^_^*)