令和元年9月1日参拝
タイトル〝笑い閻魔〟としてますが、
坂東三十三観音で来たのでそんなおもしろ閻魔さんがいらっしゃるとは全く知らず。
益子町には温泉・陶芸・真岡鉄道・神社めぐりと何度も来てて車でうろちょろしてるけど独鈷山は通ってなかったな。
独鈷(とっこ)とは手に持つ密教法具で、
全国的に空海さんゆかりの場所が独鈷〇〇と呼ばれてたりしますが、
こちらにも巡錫でお見えになったという伝承があるようです。
西明寺は真言宗豊山派の寺院です。
天平9年(737)行基菩薩作の十一面観音を本尊に祀り創建されました。
戦乱による荒廃と再興を繰り返し現在に至ります。
石段を登ると文化財だらけ‥!
楼門の建築年代は明応元年(1492)!!!
楼門(国指定重要文化財)
三重塔は天文6年(1537)西明寺城主の益子宮内大輔紀家宗から寄進されたそうです。
どちらも室町期の建造物が形あることのありがたさを感じます (๑´▽`๑)ノ
三重塔(国指定重要文化財)
弘法大師像の前で四国八十八ヶ所のお砂踏みが出来ました!
|ω・) だいぶ踵がすり減ってますね。
なぜかお賽銭がw
ちょっと‥細かい様式のことはわかりませんが屋根の丸みと反りが絶妙に可愛い。
本堂(栃木県指定有形文化財)
違う角度に立つと緻密な構造が見えてきてずっと眺めてしまうよね。
この場合組み物よりも銅板かと思った屋根が茅葺きだったとこにびっくりなのですが。
午年結縁特別開帳だってぇ (`Д`)
いいなあ‥、
今思うと発心の理由は「御開帳がきっかけ」でよかったんだな。むしろ理想的な動機。
バリ島のヴィラみたいな建物は鐘楼ですw
そして‥閻魔堂を覗いてみたらば閻魔さんホントに笑ってた。
閻魔堂
決して和やかな空間には見えませんがね。
坐像で2.5mはかなりの大きさ!
地蔵菩薩・奪衣婆(こわい)・善童子・悪童子も並んでいます。
そんな西明寺の境内そのものに歴史的価値があるとして栃木県史跡に指定されています。
城ファンの人はもう少し散策してみると空壕とかあるらしいよ。
お参りのあとは無盡水をいただきました。
また来る時は電話で確認してねと小さな紙をいただきましたのでまた今度伺いまーす。
境内に並ぶ坂東の石仏を見て(早く鎌倉行かなきゃ〜)と思ったけど、
リアルタイムこう寒いと早起きしても億劫で家から出れなくなってきた (*´Д`)!
栃木県芳賀郡益子町益子4469
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帰りは蓮田サービスエリアで休憩。
ソフトクリームは何だかんだ安定の日世。
買ったら即溶けてきて写真撮ってる場合じゃなかったです!
移転先の側道沿いにあった食堂がテナントに入ってたのに感動しました!( ノД`)