平成30年9月9日参拝
八日市場駅からチャリで来た。
坂道をなるべく避けて平坦な道を選んできたので4〜50分かかったかも?
車なら15分くらいだと思う。
飯高寺は総門周辺に駐輪場がないので観光案内所(南駐車場)にチャリを置かせていただきました。
ついでにこの辺りの歴史をたっぷり教えてもらいました(๑´▽`๑)ノ
ご希望とあればガイドしてもらえるそうな。
おじさんの北関東なまりに癒された〜♡
飯高檀林ってテレビドラマのロケ地として知られているらしいけどわたしテレビ見ないのでどれも知らない番組だったね🤔
鉄板で盛り上がるネタだろうにずっとハテナ顔で申し訳ありませんでした。
さて、
南駐車場から徒歩5分程で総門に到着。
観光案内所のおじさんが「田舎くさくてすごくいい門だよ」って話してたのは素朴で味わいがあるって意味だと捉えましたが想像通り◡̈
かつてこの地は飯高城といって時の城主 平山常時の居城でした。
日蓮宗に帰依する平山常時は天正8年(1580)日生上人を招き城内に僧侶の教育機関として檀林を創設したのが始まりです。
紀州熊野から植林されたと伝わる杉並木の途中には空堀跡が遺されていました。
天正19年(1591)徳川家から日蓮宗の根本檀林として認められると、
全国にある諸檀林の中心として飯高寺は大檀林に発展してゆきました。
特に家康の側室「お万の方(養珠院)」の崇敬厚く、
実子の紀州藩祖徳川頼宣・水戸藩祖徳川頼房より寄進を受けて寺観が整えられました。
飯高檀林は今でいう大学のような教育機関で、
入山から全課程修了まで早い人で13〜15年、
普通は20年かかったといわれています。
維新を迎え明治8年に廃止されるまでの約300年間で多くの名僧を輩出してきた飯高檀林。
廃檀後にその名跡を受け継いだとして立正大学発祥地の記念碑が建立されております。
講堂の屋根はあまり聞きなれない栩葺きというもので、
トチの木の板葺きなのかと思ったら建設業界では三分(一分=3㎜)以上の厚さの屋根板を意味するようです。
ちなみに杮葺きとは一分だとか。
境内のガイドさんが「講堂に上がっても大丈夫よ〜」と言ってくれたので隙間から堂内を覗いたけど暗くて何も見えず‥。
この日は風が強かったから講堂の板がピカピカでした。
観光案内所のおじさんが「絶対に見てね!」と大絶賛していた鐘楼がこちらで杮葺き。
四隅の反りが綺麗ですね〜。
学僧たちを集めるために打ち鳴らされた90cmの太鼓は楼内に残されているとか。
始業チャイムってやつかな*(๑¯◡¯๑)
ちなみに茅葺きです。
ゆっくりし過ぎて歴代檀林長の廟所や飯高神社へのおまいりが叶わず心残りでしたが、
また今度あらためて出直すとします。
この日は匝瑳市八社参りという目的が‥
飯高寺の御朱印です。
「ここは無住だからこれだけ〜」とのこと。
この御朱印は観光案内所で販売されております。
お値段は300円でした。
ところで崇石なんてどんな磐座〜?と思いきや、
全く逆でよく見ると祟石なのでした!
手前の丸い石は押さまえるための石だった
くわばらくわばら🙀
■飯高檀林跡(妙雲山飯高寺)
千葉県匝瑳市飯高1789