とうとうこの日がやってきた。
この村の事を書く日が(`Д`)
御朱印の話ではないです。
いいところなんですよ、明日香村。
高松塚古墳とか石舞台とか歴代天皇御陵とかね。
「着いたよー♩」
頭ん中ハテナだらけで車から降りるとそこには「マラ石こっち!」の案内板。
この時点ではまだ意味が分からず。
何気なく置かれた奇妙な石〻〻
えっと‥マラ石w (///ω///)
尿道口ですかね (`Д`;)
マラにフグリってwwwwww
本来は真っ直ぐだったけど長い年月を重ね立ちが悪くなってきたという謎に包まれた石造物マラ石でした。
✳︎
マラ石の話で軽く盛り上がりながら次は明日香村稲渕地区へ。
飛鳥川をまたぐように長ーーーい綱が現れました。
真ん中にぶら下がるのは‥マラですか?
(///ω///)マラなんですねw
▲男綱(おづな)
えっと‥なんと言ったらいいのかな、
また車は走り出します。
今度は飛鳥川上流の栢森地区へ。
出ました(///ω///)
こちらはまん‥女性バージョンなんだって。
▲女綱(めづな)
どの辺が女性なの?というと困るけど玉の先っぽにぽっちが付いてます。
綱の真ん中に垂らすのは紙垂じゃダメだったのかw
下に降りて見上げると綱の長さに改めて驚かされます。
▲女綱のそばにある福岩
ふざけてるわけじゃなくコレ明日香村の伝統ある神事なのです。
長ーーーい綱は結界のようなもので、
これを張ることで道と川から浸入するものから住民を守護してるんだって。
子孫繁栄・五穀豊穣を願い明日香村に伝わる大切な綱掛け神事(カンジョ掛け神事)は毎年1/11と成人の日に行われます。
男綱の方は神式で飛鳥坐神社の神主が、
女綱は仏式で竜福寺の住職による祈祷で進められるのが特徴で、
なんで?と思ったら栢森地区には神職がいないからだそうです( ´Д`)
この神事が行われる背景には独特の地形が関係していて、
これらの集落には女淵・男淵と呼ばれる場所がありいずれも竜宮に繋がっていると言われている、らしいです。
おもしろいね、明日香村(///ω///)
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大和には古くから綱掛けをする風習が数多く残っているようです。
大和郡山市で参拝した矢田坐久志玉比古神社にも綱掛けしてあったし。
村木「ツキ」村花「タチバナ」を図案化したものです。