一度見聞きしたものも、時間が経つとその時には分からなかった
事や感じなかった事が出てくる事に気づかされております。
そして本書も、一度みたきりだったのですが、
改めて見直してみました。
a Storybook Life
Philip-Lorca diCorcia
7,800 yen
作者のフィリップ・ロルカ・デコルシアは
現代アメリカ写真を代表する写真家の一人だそうです。
写真の手法が面白く
「ドキュメンタリーかつフィクション」
というストリート写真なんです。
実はモデルのポーズからライティングまで、
撮影に関する全ての要素を厳密に計算されています。
映画やファッション写真のように作品制作することで有名らしく
現代アメリカ人家族の中に潜む
孤独が主要な作品のモチーフになっているそうです。
確かにベッドで寝て、物憂げにしている人の写真が多いです。
一作づつのクオリティーが高く、ストーリー性があるので、
とても見応えがあります。
撮影現場は、ストリートからなのでストーリの
リアリティーが増します。
不思議な作品も、妙なリアリティーがあるので
印象に残り、もう一回と見返してしまいます。
すべてにセリフがつきそうです。
これもとてもセンスの良い写真集なのでお勧めです!!