どうも。「進撃の巨人」アニメ感想を、ネタバレで書いてます。「鬼滅の刃」のアニメ第二期が12月から始まるので、たぶんそちらの感想やら原作の再読やらイラストやらで時間を割くので、出来るときにこちらを進めます。

 

今回からアニメseason2の感想になります。OPでメインメンバーが壁の上に並んでいるのがカッコイイんですよ、特にハンジさんが偉そうで(好きな人しか目に入らない…)。season1では、やや怪しげだったハンジさん。これからもマイペースぶりで副官モブリット君を困らせますが、出番多いから嬉しい。

 

#26(S2#01) 獣の巨人(けもののきょじん)

 首都に近いストヘス区にて、女型の巨人の捕獲を成し遂げた調査兵団。事後処理に当たっていたハンジ分隊長は、壁の中から顔を見せる巨人に、驚きを隠せない。その肩をつかまれ振り向くと、ウォール教のニック司祭がいた。「あの巨人に日光を当てるな!」兵団は、いそいで布を用意し司祭の言う通りにした。マルロやヒッチたち憲兵団が、理由を明かされず死体処理に従事している頃、ハンジはニックを壁の上で問いただした。居丈高にふるまう司祭が「壁から降ろせ」というので、襟首をつかんで落とそうとする。本音を出すとき、眼鏡を外してにらみつけることが多いハンジさん。「調査兵団が血を流すのは、巨人に奪われた自由を取り戻すためだ!」美人だが、怒ると怖い。命を懸けて秘密を守り通すニックに根負けし、脅しを止めた。

「この壁、全部巨人で出来てるんだ…怖いな」ちなみにモブリット君はより強くハンジを止める際「ハンジさん!」と付け足すが、それでも分隊長はあまり反省しない。

 

 アニとの戦闘が行われたこの日、エレン・ミカサ・アルミン・ジャン以外の104期生たちはウォールローゼの近くで隔離されていた(アニ・レオンハートが女型の巨人と判明し、同期の中にアニの仲間がいると疑われたから)。装備を外し、私服で待機、しかも外では先輩兵士たちが完全装備で見張っている。アニのことを知らないメンバーは退屈しきって、家が近いから帰りたい組(コニーとサシャ)、チェス勝負組(ライナーとベルトルト)など、静かで怠惰な時間を過ごしていた。耳が良いサシャが、地鳴りがすると叫ぶ。先輩兵士ナナバさんに巨人出現を告げられ、装備を付ける時間はない、近隣住民の避難を呼びかけるからすぐに馬に乗れと指示された。北の村出身のサシャは北班、ラガコ村出身のコニーにはライナーとベルトルトが同行して南班、クリスタとユミルは西班に配属された。建物を目指す巨人9体を一人で受け持つ、分隊長ミケ。リヴァイ兵長に次ぐ実力者と言われる彼なら大丈夫、と皆が信じていた。

 東防衛線では大砲で巨人を倒していた。集団で来られてはひとたまりもない…と険しい顔なのは、駐屯兵団のリコ班長。また、エレンたちの昔馴染みハンネスさんも、壁の穴を探していた。

 ほぼ平地の地形で5体の巨人を討伐したミケ。愛馬を呼んで戦線を離脱しようとするが、今までうろついていただけの獣の巨人が馬を投げつけてきて、巨人たちに襲われる。そして、獣の巨人から話しかけられるが…相手は立体機動装置を掴むと、去っていこうとする。やおら戦意を取り戻し切りかかるミケだが、他の巨人を操る獣の指示で、周囲の巨人たちに食い殺される←トラウマ死亡シーンのひとつ。

 

リコ・ブルチェンスカ 駐屯兵団の精鋭の一人で、トロスト区攻防戦でピクシス司令に指揮官として選ばれた。他の二人の戦友の死を悲しみながらも、エレン巨人の護衛を成し遂げる。銀色のボブカットにゴーグルが凛々しい、生真面目な班長。上層部への報告書にありのままを書き、審議所ではミカサに睨まれた。眼鏡美人とくに性格がキツメな人に滅法弱いとむーんです(笑)

ミケ・ザカリアス 声:三宅健太さん

 調査兵団の分隊長で、無口な大男。鼻が効き、敵味方とも臭いで判別をする。リヴァイ兵長に次ぐ実力を持つと言われており、不利な場所での奮闘や判断の的確さでそれは推し量れる。兵長が負傷で本調子でないのに、めでたいseason2の第一話で、実力No.2が悲痛な叫び声でバラバラにされるとは、なんて不吉な話なんだろう←今更

獣の巨人 声:子安武人さん

 人語を離す、猿のような毛むくじゃらの巨人。17メートル級で、長く器用な手で細かい作業も出来るようだ。とにかく子安さんなんだから、ヤバい奴を演じているに決まってるじゃないですか。鬼滅の手鬼よりは出番あり。仲間からはジーク戦士長と呼ばれる。

 

#27(S2#2) ただいま

 巨人出現の知らせにより、最も近いエルミハ区を目指す調査兵団。顕微鏡を熱心に見つめるハンジに「分隊長、5分後には出発です~」とせかすモブリットだが効き目なし。兵長に気づき聞く「彼は?」「さっきからお待ちかねだ」。エレン・ミカサ・アルミンが荷馬車に乗ると、ハンジとリヴァイがニック司祭と現れる。「ニックは私の友達だよ~」と、馴れ馴れしいハンジさん。拳銃をちらつかせる兵長に「脅しは効かないよ、さっき試した」(50メートルの壁から落とそうとした件ですね)。壁の秘密を打ち明けるかどうか、現地に行き決めたいというのがニックの要望だった。そしてハンジは、アニの硬質化物質と壁の破片の組成が同じだと三人に語り、アルミンはエレン巨人にその能力があれば、シガンシナ区の門を閉ざすことが出来るのではないか?と提案する。自信がないエレンだが、兵長は「やれ」と命令する。

 北の山奥に、避難誘導に向かうサシャ。昔から食い意地の張ったサシャは、狩猟民族としての生き方を変えたくなかった。ウォールマリア領域から人が押し寄せ村は変貌し、父は王政から軍用馬の飼育を推奨されていた。臆病で人との付き合い方に自信のないサシャに、森の外に出て人と交流を持つべきと語る父(ちなみにこの時の方言は、原作者諌山創氏の出身地大分弁だそうな)。三年ぶりに故郷に帰ったサシャは、生きながら食われている女性を斧で助けようとするが巨人のうなじはブレードみたいには切れない。動けずにいる少女を助けようとするが、馬に逃げられてしまう。とにかく逃げようと少女の手を引くが「お母さんが足が悪いのを知っているのに、誰も助けずに逃げた」とつぶやくのを聞き、田舎言葉が抜けない警戒心の強い自分に対し、同期のクリスタとユミルが言い合いをしていたのを思い出す。今のままのサシャでいいとクリスタは言い、自分らしい本音を明かせとユミルは言う。今は、助けたい人を助ける為に自分の力をふるうだけ。弓矢を使い確実な方法でその場を脱出したサシャは、住民避難のために馬を配って回っていた父と再会し、変わっても変わらない思いで「ただいま」とつぶやく。

※サシャが助けた少女はカヤといい、後に登場します。

 そして、コニーは誰もいない故郷にたどり着く…

 

#28(S2#3) 南西へ

 コニーの故郷・ラガコ村は無人だった。巨人の足跡はある、家は破壊されているが、死体や血痕はない。しかし避難に絶対必要なはずの馬は、つながれたままのんびりしている。コニーの実家には巨人がいたが、大きな体に細い手足で、移動できずに家に挟まっている状態だった。無害な巨人を置いて、壁の穴を調査しに行く一同。松明で少しずつ確かめながら進む西班と南班は合流する。「壁に穴は出来ていない」では、巨人たちはどこから現れたのか?

そして9人はウトガルド城へ進む。恐怖の一夜が待つ城へ…

 

 エルミハ区は、疲れ切った避難民であふれかえっていた。その絶望の顔を見つめて、ニック司祭は「壁の秘密を明かす権利のある人の名前」をとうとう教える。それはクリスタ・レンズだったが、同期なのにエレンたちの印象は薄かった。サシャが伝令として重要な手紙を持参して、ハンジに渡す(ごほうびは芋)。けが人の兵長とは、ここでお別れ。アルミンにはその頭脳でハンジを助けろ、ミカサには「なぜエレンに執着するか知らんが」守れと、そしてエレンには「自分を抑制しろ」と。暴れん坊だからな、エレンは…

 

 巨人たちは夜になると動かなくなるor眠ってしまうので、人間側も夜寝て朝から活動する進撃世界ですが、ウトガルド城では夜間戦闘が起きてしまいます。夜に巨人と遭遇するのはイヤだーっ、昼に遭遇するのもイヤだーっ、頑張ろう自分。