冬のサクラ[第1回]|どこまで大時代にいけるか
| 2011年1月16日 - 日曜日21:00 - 21:54(54分) 制作局 TBS 企画 - 石丸彰彦 原案 - 戸部真里香 脚本 - 高橋麻紀 演出 - 山室大輔、吉田健 プロデューサー - 高橋正尚、韓哲 製作著作 - TBS 主題歌 - 山下達郎「愛してるって言えなくたって」 * cast 稲葉祐(36歳) - 草彅剛 石川萌奈美(45歳) - 今井美樹 稲葉肇(24歳) - 佐藤健 向井安奈(27歳) - 加藤ローサ 稲葉百合(63歳) - 吉田日出子 稲葉哲也(58歳) - でんでん 稲葉香織(53歳) - 大島蓉子 石川航一(41歳) - 高嶋政伸 石川琴音(13歳) - 森迫永依 石川章子(71歳) - 江波杏子 中里次郎(36歳) - 山崎樹範 村瀬千尋(34歳) - 遊井亮子 白石理恵(38歳) - 白羽ゆり - チェ・ジウ(友情出演) |

山形で母の介護をしながら働くガラス職人・稲葉祐は恋をしたことがない。一人旅をしていた石川萌奈美はひったくりに遭い、祐に助けられる。ショックで記憶を失った萌奈美は祐の家で暮らすことに。唯一の手がかりはデジカメに写っていた「啓翁桜」だった。しばらくして祐の母親が亡くなり、東京で研修医をしている弟・肇が葬式に帰ってきた。肇には同じ病院で働く向井安奈という恋人がいる。ある日、藻奈美の身元が分かり、夫・航一が迎えにきた。胸を締め付けられる思いで東京に戻る萌奈美。祐は優しく微笑んでそれを見送ったが…
韓国ドラマを見る習慣がないのだが、これってパチンコにもなってるあの「冬のソナタ」なの?
チェ・ジウも出てくるようだが…
とにかく一話だけの記憶喪失、おまけに不治の病という大時代な設定と展開だが、
それを除くと、初回は「マディソン郡の橋」を思わせる。
「一生かけて反芻する一夜の恋」が「マディソン郡の橋」だが、
ここで描かれているのも、そうした類の中年女性の夢想である。
今井美樹という大ネタをもってきてそういうベタなものをやる、
という心臓はあっぱれだが、
せっかくの草なぎ君の演技が今井美樹に振り回されるのは残念である。
さて初回で死んだ草なぎ君の母である吉田日出子は、
若い頃恋多き女として好き勝手した人物であり、
現に草なぎ君と佐藤健は父親が違うし、誰が父親かもわからないという。
(わからないのなら、どうして違うとわかるのかとも思うが…)
今後もドラマが大時代に展開していくとしたら、
新たな異父きょうだいが現れることは確実だろう。
今井美樹がそうだなんてことが、一体起こるだろうか。
ちょっと目が離せない。

☆
スクール!![第1回]|新米が寝坊するお約束はやめてはどうか
| 2011年1月16日 - 3月 日曜日21:00 - 21:54(54分) 制作局 フジテレビ・共同テレビ 編成企画:成河広明 企画統括:瀧山麻土香 脚本:秦建日子、森ハヤシ 音楽:延近輝之 プロデューサー:永井麗子 演出:土方政人、岩田和行、平野眞 主題歌:サンボマスター「希望の道」 * cast 成瀬 誠一郎(42) - 江口洋介 桐原 伊織(39) - 西島秀俊 武市 かの子(22) - 北乃きい 大橋 仁(30) - 塚本高史 岡本 幸恵(34) - 市川実和子 本木 友一(24) - 三浦翔平 新宮小学校4年生の担任。若手教師。 村上 美香子(50) - ふせえり 新宮小学校1年生のクラス担任。 柏葉 太一(53) - 田窪一世 新宮小学校2年生のクラス担任。 西園寺 綾(32) - 吉井有子 新宮小学校3年生のクラス担任。 脇谷 九十郎(58) - 塩見三省 吉村 百合子(30) - 堀内敬子 武市 幹城(72) - 岸部一徳 赤石那奈 上野 成吾 - 上妻成吾 キャンベル 明日香 - アービーアリーヤ明日香 阿部 高志 - 阿部考将 原 翔子 - 荒川ちか 市村 理矩 - 市川理矩 伊藤綺夏 大朏岳優 白石 和澄 - 菊池和澄 清水 俊哉 - 清水優哉 小笠原 レイラ - シャーロックレイラ 高山 龍飛 - 高橋龍飛 滝沢 良平 - 滝澤諒 谷本 毅 - 谷山毅 遠山 真歩 - 當麻真歩 中嶋 はるか - 中嶋春陽 西川 奈那子 - 西山奈那 田中 勇気 - 根岸泰樹 橋部 来留美 - 橋本来留美 松下 頼 - 松本頼 関口 美奈 - 宮田早苗 成瀬 正太郎 - 鈴木福 *ゲスト 誠一郎の妻 - 中越典子(友情出演) 杉山 - 阿南健治 美代子 - 中込佐知子 田中勇気の母親。 森田 - 阿部亮平 北野 - 光宣 |

ガテン系一筋で生きてきた成瀬誠一郎(江口洋介)は勤めていたゼネコンが倒産し、恩師・武市幹城の推薦で小学校の民間人校長に。成瀬は早速、田中勇気のランドセルの中身をぶちまけ、ライターで火を点けようとするのを目撃するが、ライターを取り上げようと女児ともみ合ううち、警備員に拘束される。成瀬は職員室の教師たちにいじめのことを報告するが、誰も真剣にとらえない。勇気は九九ができず授業についていけないため、隔離学級で学んでいた。成瀬は校庭を走りながら勇気に九九を暗唱させ、一日で4の段まで覚えさせる。うれしくなった勇気は母親に九九ができなかったことを打ち明けるが、今まで嘘をついていたのかと叩かれてしまう。翌朝、勇気の無断欠席を聞いた成瀬は勇気の自宅へ。自分のような子どもはいないほうがいいとドア越しに口走る勇気。成瀬はベランダを越えて部屋に入り、ナイフを手にした勇気を抱きしめる。再び走りながら九九の続き暗唱する三人。母親の姿を見つけた勇気はさらに奮起し、とうとう九九をすべて暗唱することができたが、このようなパフォーマンスは逆効果になるだろう、と桐原は言う。様子を見ていた翔子は、次のいじめの標的は白石和澄だと本人に告げる。
朝、ベッドの中の教師が寝ぼけ眼で目覚まし時計の示す時刻に驚いて走って登校する、
というシーンを見たのは、「美咲ナンバーワン!!」「大切なことはすべて君が教えてくれた」に続いて、
このドラマで3本目である。(今季は学校物が多いね。。。)
その眠りがストーリーのリドルに絡んでいる「大切なことは…」は、お約束を逆手にとっているとも言えるが、
あとの2本は脚本家の怠慢と言えよう。
ただし、このドラマでは寝坊するのは北乃きいである。
江口洋介演じるガテン系の男は早起きという設定で、これはなかなか面白かった。
また、教師ではなく校長というところも良いひねりが効いているように思う。
江口洋介はうざいのではないかと危惧したが、教師ではない分、受け入れられた。
「美咲…」が元キャバ嬢の高校教師、「スクール!!」が元トンネル掘りの小学校校長、
ということで好対照な2本のドラマであるが、単純にこちらのほうが面白いと思う。
前季の月9の記憶がまだ新しい北乃であるが、前回の高校生役から今回は新米教師。
おいしい役は西島秀俊で、今後の展開はちょっと楽しみ。

デカワンコ[第1回]|企画とスタッフと多部未華子の計算された勝利
| 2011年1月15日 - 3月 土曜日21:00 - 21:54(54分) 日本テレビ 脚本 - 伴一彦 演出 - 中島悟、国本雅広(ケイファクトリー)、久保田充 音楽 - 小西康陽 オリジナルテーマ作曲 - 大野克夫「太陽にほえろ!メインテーマ’97」「ジーパン刑事のテーマ(青春のテーマ)」 ネイル協力 - 古谷葉月 スタイリスト-相澤樹 チーフプロデューサー - 田中芳樹 プロデューサー - 次屋尚、大塚英治(ケイファクトリー) 主題歌 - まきちゃんぐ『愛と星』 * cast 花森一子:多部未華子 重村完一:沢村一樹 桐島竜太:手越祐也(NEWS) 和田純:石塚英彦(ホンジャマカ) 門馬次郎:升毅 柳誠士郎:大倉孝二 デューク・タナカ:水上剣星 五十嵐太一:佐野史郎 小松原勇気:吹越満 田村和正:田口トモロヲ ミハイル:シェーン 警視庁・警視総監 松田洋雄:伊東四朗 青木琴美:渡辺直美 一子の祖父母:上田耕一、今井和子 |

ビルの狭間に転落死体が発見され、警視庁捜査一課13係が現場に急行。刑事たちに混じったフリフリ衣装を身にまとった女の子、彼女こそ花森一子刑事。現場で誰にも相手にされないが、彼女には特殊な能力があった。それは犬並みの嗅覚!! 被害者は社会派ネタ専門のフリージャーナリスト・難波浩二。屋上で思いもよらない匂いを嗅いだ一子は、警視庁のトップ松田警視総監の部屋を訪ねる。そして事件は思わぬ方向へ──
これは面白かった。
知らないで見ると、あまりの多部未華子まつり状態に息をのむのだが、
原作は「ごくせん」を書いた人(ヤンクミとの落差が面白い)、
(見てないが)「喰いタン」のスタッフ(佐野史郎と伊東四朗もそうらしい)と、
外さない工夫が用意周到に準備されている。
そして、よく見れば、ギャグらしいギャグも盛り込まれていないのだ。
「Q10」の前田敦子に匹敵する計算されたキャスティングの勝利で、
それを受け止め得た多部未華子には拍手である。
(しかし多部未華子は前田敦子扱いされてもいいのか、と多少気になる…)
このドラマを実現するには関係者の大きな賭けがあったはずで、
その踏み切り方に感動をおぼえる。
「美咲ナンバーワン!!」の作り手と香里奈も、少しこれを見習ってほしいと思う。
