見応えあった。映画「風水師 王の運命を決めた男」 | 渡邊津弓のイトオシイ毎日☆

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自分を大切にすることを一生懸命やっているところです。

アマプラで鑑賞

画像はお借りしました。


2018年の作品

面白かったニコニコ

最高の運気を宿す地相「明堂」
その土地を手に入れた者には
富と名誉が千年も万年も続くのだそう。
それは、お墓でも良くて
王の墓は、この明堂を探して建てる。
なんと、その墓をこっそり横取りして
徐々に勢力をつけて、権力を手にしていた小狡い重臣がいて、それに気づき

「ここは明堂ではありません」と、
王に伝えようとした天才風水師↓
パク・ジェサン(チョ・スンウさん)
は、そのせいで、悪徳重臣キム氏により、家に火を放たれ、妻子を殺される。命を狙われた本人は、遊びに来た親友と裏山に用を足しに行っててチュー難を逃れる…
それから13年、キム氏への復讐のため、真の明堂に埋葬されているはずのキム氏の父親の墓を暴き、その遺骨を粉々に砕き子孫末代まで繁栄できないようにしてやるとガーン機会を狙ってる…

そこへ、同じようにキム氏に恨みを持つ落ちぶれ情けない姿を演じる王族↓
興宣君(チソンさん)が、近づく。
プライドも無くし、能力のない情けない姿をキム氏には見せているが、実は、おなじ王族として王朝の権威を取り戻そうと王の側に仕えている切れ者。
最初、今の王朝を守る同じ目的を持ったパク・ジェサンと興宣君は協力しキム氏の先祖代々の墓のありかを探り、キム氏の悪事の真相を暴こうとしていくが、徐々に、自分の息子を王にしようと裏切りの気持ちが現れてくる。
 この、チソンさんの変化の演技が震える。精悍な王族の顔が、後半、王朝を自分のものにしようとする何かに憑かれたような、別人格のような目になる。このあたりは、チソンさんの一人舞台。おねがい
やっぱり、チソンさんて凄い役者だ。

 チョ・スンウさんも、出てくると見てしまう強いオーラがあるけど、チソンさんのそれも凄い。この二人が共演って、画面が強いなぁ~と感じながら、ぐいぐい魅入った。チソンさんがあとから出てきて先にいなくなるけど、圧巻。
 ラストシーンは、チョ・スンウさんが〆るから映画としてのバランスは保たれている。

そしてキム氏の息子で悪役の↓
キム・ソンギュンさん
「応答せよ」に二作品も出てますが、どちらの面影もなしの悪役でした。

 しかし、この、キム氏一族の悪事。なんと、明堂を手に入れ一族の繁栄を永遠のものにするために、埋葬した王の棺の上に先祖を埋葬していたびっくりという…
最後は、生きてる遺体があるじゃないかと、別の風水師に言われ、キム・ソンギュンさん演じるキム・ビョンギは、父親を殺してしまう。…なんだろう、この墓が大事って感覚。王様も、墓にこだわり続けてた。
ちゃんと生きてる民を見て政治してください。(現代の政治家の皆様にもお願い。)

 他に、冒頭で殺されてしまう王役でキム・ミンジェさん、ラストシーンにはホ・ソンテさんが、カメオで出演しててあら?っと言う楽しみも。