更年期からの女性を髪から輝かせる、
エイジングケア美容師、須崎弘衣です。
年齢を重ねてくると、髪のパサつきに悩まれる方が
本当に増えて来ますね。
特に多くなるのは
更年期真っ只中の50代。
あなたもこの記事を読まれているという事は
髪のパサつきに悩まされているのでありませんか？
今回は私が、エイジングケア美容師として
50代からの髪のパサつきとその改善方法について
体の中からの改善方法を中心にお伝えしていきます。
50代からの髪は何故パサつくのか
・長年の髪のダメージの積み重ね
年齢を重ねた髪は、
それだけ色々な外側からのダメージを受けています。
特に白髪が気になる年齢になると
白髪染めを繰り返す頻度が高くなって来ます。
「白髪染めは傷まない」と思っている方がいらっしゃいますが
白髪にしっかりと色を入れるには
それなりの強い化学物質が必要になります。
カラー剤に寄ってはブリーチと同じ位の
ダメージがある物もあります。
またパーマも同じく、髪に大きなダメージを与えます。
年齢を重ねた髪は、若い頃の髪と比べて
髪の内部のタンパク質が少なくなっています。
出来るだけ外側からのダメージを
与えない様にしましょう。
・食事の乱れ
髪のパサつきなどのトラブルは、
外側からのケアも勿論ですが、
体の中からのケアがとても重要になります。
その中で1番大切なのが「食事」です。
髪は体の一部です。
体は食べた物で作られますよね？！
髪も同じです。
今日あなたが食べた物、その栄養素が
血液を通して髪を作る「毛母細胞」に運ばれます。
そう考えると、健康でハリのある髪には
食事が大切だと言う事が分かると思います。
・血流の滞り
髪と血流は切っても切れない関係にあります。
先ほどお伝えした、食事から摂った栄養素は
血液に乗って運ばれます。
その血液の流れ「血流」が滞っていたら
せっかく摂った栄養は、髪を作る細胞まで運ばれません。
特に50代になると、血流が悪くなる方が多くなります。
血流はハリとコシのある、健康な髪を作るのに
重要な働きをしています。
・女性ホルモンの低下
髪と女性ホルモンも密接な関係にあります。
女性ホルモンの「エストロゲン」は髪を作り出す、ヘアサイクルや
髪への潤いそして血流にも影響を与えています。
更年期真っ只中の50代になると、
女性ホルモンが急激に低下していきます。
その為に髪が細くなったり、
潤いが無くなってパサパサな髪になってしまうのです。
50代からのパサパサ髪の解決方法は？
50代になると何故、髪がパサパサになっていくのか？
その色々な原因をお伝えしてきました。
それではどの様にして解決して行ったら良いのでしょうか？
・外側からの改善方法
まずは外側から髪に与えているダメージを
減らす事が大切です。
どんなに良い事をしても、マイナス要素を減らさない事には
何の解決にもなりません。
外側からの解決方法に関しては、こちらの記事を
読んで下さいね！
↓ ↓ ↓
・体の中からの改善方法
50代になると何故髪がパサパサになるのか？
食事の所でもお伝えしましたが、
「髪は体の一部です」
年齢を重ねると、髪だけではなくお肌も、
体の色々な機能も衰えて行きます。
私達がとった食事からの栄養は
体を作る為に使われます。
まずは、生命を維持するために使われて、
髪は命に直接関係のないところなので
栄養は最後に回って来ます。
この事から考えてても、健康な髪を維持するには
髪に必要な栄養を摂ってあげる事が必要になります。
一般的に髪に良いと言われる食べ物
髪にとって必要な栄養素には、
髪の3大栄養素と言われる
・タンパク質
・ビタミン
・亜鉛
そして
・鉄分
・イソフラボン
・オメガ３脂肪酸
などがあります。
特に50代の女性は、女性ホルモンが低下する為
女性ホルモンと同じような働きをする「イソフラボン」は
積極的に摂りたい栄養素ですね。
タンパク質には、肉類、卵、大豆製品など。
ビタミンを含む食材には、レバー、緑黄色野菜、魚、チーズ、果物、豆など。
亜鉛を含む食材には、牡蠣、うなぎ、甲殻類、赤身肉など。
この様な栄養素を、普段の食事にプラスして
積極的取り入れる事は大切な事です。
しかし、この記事を読まれているパサパサ髪にお悩みの方は
「そんな事知ってます、毎日の食事に気を使っています」
「髪に良いサプリも摂っています」
「毎日豆乳を飲んでいます」
この様な方もいらっしゃるのでは？
髪の改善には、体の中からのケアはとても大切な事です。
髪に良いと言われている食材を、積極的に摂る事も
必要な事なのですが・・・
それでも髪が良くならないのは、どうしてなんでしょう？
中医学から見る髪質改善
例えば、髪に良い食材を摂っていても
その栄養素が、ちゃんと体を巡って
髪を作る毛母細胞にたどり着かなければ
意味がないですよね？
鉄分が良いのは分かっていても、
体の中で血液が、スムーズに流れていなけれが
栄養は行き届かないですよね？
実はこの事が、とても重要な事なんです。
人はそれぞれ個性があります。
体にもいろいろなタイプがあります。
あなたの髪がどのような原因で、パサパサになっているのか？
それを知る事が必要なんです！
・あなたのパサパサ髪の原因を知る３つのタイプ
１，ストレスタイプ
体に出る症状
脱毛、白髪、髪のパサつき、憂鬱、イライラなど。
ストレスは、中医学でいう「肝」のバランスを崩します。
「肝」は髪にとって大切な血を貯蔵し、全身に送っています。
また、女性ホルモンのバランスを安定させています。
肝はストレスに弱い為、ストレスにより機能が低下し
その結果、血流が滞り髪に栄養が届かなくなります。
肝のバランスを整える食べ物には、
酸味のある、キンカン、グレープフルーツ、カボス、酢。
気を巡らす、ピーマン、三つ葉、レモンバーム、カモミール、ジャスミン。
血を補う、黒豆、金針菜、木耳、パセリ、ヨモギ、ラベンダー。
肝を養う、干し椎茸、イチゴ、カシス、あん肝、うなぎ、レバー。
解毒する、菜の花、ニラ、セロリ、春菊、ごぼう、小松菜、もやし。
などがあります。
２，気血不足タイプ
体に出る症状
白髪、脱毛、髪が細い、髪にツヤがない、疲労感、息切れ、不眠、不安
中医学では、人の体は「気・血・水」の
3つの要素で動かされていると考えられています。
その中でも「気」のパワーは一番重要で、
「気」の巡りが悪くなると水や血にも影響を与えてしまいます。
血液の循環や新陳代謝を促す「気」
そして体に栄養を与えて潤す「血」
この2つが不足すると血液不足や、頭皮の働きも低下して
ハリやツヤのない髪になってしまいます。
気血を補う食べ物には、
血液の滞りを改善する、カカオ、サフラン、黒米、黒豆、甘酒、プルーン、納豆
血を補う、肉、魚、黒豆、黒ゴマ、なつめ、松の実、ほうれん草、木耳、レバー
気を補う、米、芋、豆類、穀類、銀杏、枝豆、かぼちゃ、マグロ、豚肉、アスパラガス
気を巡らせる、ハーブや香味野菜、玉ねぎ、ピーマン、あさり、ターメリック、かじきまぐろ
などがあります。
３，腎の虚弱
体に出る症状
脱毛、髪のボリューム、髪の乾燥、白髪、膝、腰の弱り
中医学でいう「腎」は生命を司る臓器。
そしてアンチエイジングに大きく関わる臓器です。
「腎」は生まれながらの、生命エネルギーを持つ臓器で
年齢と共に衰えて行きます。
その為「腎」が弱るとお肌や髪に影響を与えます。
腎を補う食べ物には、
大豆、栗、もやし、豚肉、黒きくらげ・黒ゴマ・黒豆・黒米・ひじき・のり・牡蠣・黒酢
などがあります。
腎と肝は一緒に補う事が大切で、
この2つが健康だと、体内で血と精が満たされ
健康で潤いのある髪が育ちます。
特に冬は、腎が弱る季節です。
これからの季節は、腎を補う食事と
腎を温める事をしてあげて下さい。
いかがでしたか？
一般的に髪に良いと言われている食事だけでは
髪がなかなか改善されない方も、
中医学でタイプ別にみると、その原因が分かります。
あなたはストレスタイプ？
それとも気血不足タイプ？
もしかしたらどちらもあるかもしれませんね！
肝や腎、気・血が循環すると
髪だけではなく、体も若々しくなります。
年齢を重ねても、何時までも若々しく！
女性なら誰でも願う事ですよね！
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