激動に時代をどう生きたら良いかを考える。 -3ページ目

激動に時代をどう生きたら良いかを考える。

今は激動に時代です。この激動の時代はどうゆう時代であり、これからどうなっていくか?
そしてこの激動に時代をどのように活きるべきか?

『混乱と試練の時代』-(3)-大揺れの世界とリーダー不在の時代

 

圧倒的な量のコロナ報道に打ち消されて日本にマスコミでは、ほとんど報道されていませんが、世界をリードしているとされる国では、いま政治経済的な地殻変動が起きて大きく揺れています。

まず中国ですが、5月ごろから続いている大雨により、長江流域で中国建国始まって以来という洪水被害が発生し3000万人とも5000万にともいわれる人々が被災者になっているようです。

また西南部では膨大な数のバッタが来襲し穀物を食い荒らし被害は深刻です。

河北省では銀行の取り付け騒ぎがあり、これに対処するために中国の大手金融機関9社の国有化に踏み切りました。未曾有の倒産と失業が表面化し大混乱になってきているようです。

 

ご承知のように中国は共産党の一党支配が続く独裁国家です。新聞・テレビ・SNSに至るまですべての報道や情報が共産党によって統制されて、政府に都合の悪い情報は表に出てきません。

真実は闇の中にあります。

それでもすべては隠せないようで、中国以外の国から多くの情報が出てきています。

外国の複数の情報筋から、最近、習近平の独裁体制のゆるみが出てきたと言われだしました。

ごく最近、長老や人民解放軍の実力者達が堂々と党指導部へ、あからさまに反対意見の発言が多くなってきました。

特にNo2である李克強が習近平の方針と異なる発言が目立ってきました。

二人の不仲説が、今盛んに取りざたされています。

 

昨年から土地バブル崩壊に端を発して、米中貿易戦争による疲弊で、中国経済全体が崩壊するのでは囁かれていましたが、今年に入って武漢から始まったコロナパンデミックにより、世界的な大不況のあおりをまともに受けています。さらにアメリカ・トランプ政権が、先進資本主義国を巻き込んで推し進める中国包囲網により中国の政治経済は、この先「お先真っ暗な状況」になってしまいました。

つまり昨年まで貿易問題の対立は中国とアメリカの2国間の対立問題でしたが、コロナパンデミック以降、中国と全先進諸国との政治的対立になってきたのです。まさに中国は四面楚歌の状態になってしまっているのです。

他方、最大の大国アメリカでも、コロナへの対応の悪さと経済的に大幅な落ち込みに加えて、トランプ共和党政権の無策に対しての失望が大きく、現在の情勢では11月の大統領選挙は野党民主党のバイデン氏の勝利が確実視されているようですが、かといってバイデン氏は有権者の4割ほどが認知症と思うほど弱々しくコロナによって投票率が下がれば、トランプ再選の目も少しは残っています。

ヨーロッパは、イギリスがEU離脱を決め独自の路線を歩み始めました。フランス、ドイツ、イタリア、スペイン等のヨーロッパ諸国もコロナショック後から経済運営も政権支持率も低迷し、EU(欧州連合)では、加盟国間の亀裂が表面化しています。国民の不満も大きく、もし今選挙となれば政権交代も必須の情勢ではないかと言われています。

 

いま世界各国はコロナのワクチンの開発と製造競争に躍起になっていますが、ワクチンができたからコロナ禍がすぐに解決されるという楽観論はほとんどありません。

100年前のスペイン風邪の流行のように第2派、第3派の時のほうが、その毒性が増して多くの死者が出た例があり、このことは今後の参考になります。

少なくとも、こうした混沌とした状態が、世界的に2年~3年は続くのではないかというのが、いま世界の常識になりつつあります。しかし、これに関しても、あまり良く分かっていません。まだ手探り状態で推測の域を出ていないのです。 悪くすると10年位続くのでは?・・という見方もあります。

最近のこうした先の見えない状況を考えたとき、パラダイムが変わってしまった江戸時代末期やソ連邦崩壊末期の状態によく似ています。

この状況を打開して、新しい状況を切り開いていくリーダーは、今の指導者層からではなく、全く新しい人達の中から突然登場してくるのではないかと私は考えています。

*『混乱と試練の時代』シリーズはまた随時投稿していきます。