先日の話の続き
こちらから読んでくださいね〜(^^)
3人の“カンペチャーナ”がウチに泊まりに
来た夜、順番にお風呂に入って貰い
私が最後に入りました。
もう、3時近くになっていたと思う。
翌日は仕事
しかも早番勤務・・・
6時起きだ・・・
睡眠不足・・・
明日の夜は早く寝よう・・・
そう思いながらベッドに入りました。
朝は、寝ているカンペチャーナスを
起こさないように静かに支度し、
仕事に出かけました。
あとの事はすべてウチの人に任せて…
日本人の男性と違って、家事参加率が高いので
こういう時助かります。
食事の用意も心配しなくて良いので
カンペチャーナたちは、翌日京都に行って
その後東京で一泊してメキシコに帰ると聞いて
いたから、もう会うことはないと思って
いました。
が、仕事の帰り道、大阪駅でまさかの再会
ウチの人も一緒に居て、スーツケースの他、
色々買い物袋など荷物が増えていて、
たくさん買い物をした様子。
彼女たちは、
大阪の街が気に入りその日の予定を変更し、
夜まで時間を過ごしていたそう。
で、京都に向かう途中だった。
大阪滞在を楽しんで良かった、と思った
けど、その時すでに19時。
今から京都に移動か…
ふと、気になって聞いてみた。
「京都のホテルは予約してるよね?」
返ってきた答えは、『NO』
・・・私の直感は当たりました
そんな気がした
『京都駅に着いたら、インフォメーションで
ホテルをとるから大丈夫』と
全く不安げな様子はない。
でも何か危うい感じがした私は、結局
大阪から一緒に京都行のJRに乗りました。
そう、京都駅まで行ってしまいました。
私が一緒に京都駅まで行く、と行った時
さすがに彼女たちは、いいから、いいから
と言っていましたが。
もう、会う事もないと思ってた人たちと
ここ(帰り道の大阪駅)で会ったのは、
やっぱり何かの縁があった、という事。
乗りかかった船だと思い、
私が一緒に居られるところまでは付いて
いこう、と覚悟を決めました。
京都駅に着いたのは20時を回っていて、
駅のインフォメーションは閉まって
いました
何か危ういと感じた嫌な予感は的中
京都は外国人が多いからホテルが
取りにくい状況だと聞いていたけど、
とにかく、まず
宿探しをしないといけない!!
私はその晩の彼女たちの宿泊先探しの
ため、必死でスマホ検索をしました。
こんな状況なのに、彼女たちは
あまり動じていない様子。
相変わらず、3人で楽しそうに話をしてる。
一緒にいたウチの人も私ほど、
何とかしようと焦る様子もない…
メキシコ人たちのこの感覚は、
一体なんなんでしょうか?
当事者でない日本人の私だけが、今晩の
宿泊先確保で必死になっている。
事態をわかっているのか、いないのか?
ホテルの部屋が取れなかったら、
どうするつもりなんだろう・・・??
そして、私に
驚くべき質問をしてきたのです。
『この駅で寝る場所はありますか?』と。
「はぁ~」でした
駅の椅子に寝るつもりだったのか
わかりませんが、もちろん
「NOー!」と答えました。
それでも何か冗談を言って3人で
大笑いをしている…
ウチの人も笑い出した。
『明日、3人のメキシコ人女性が
京都のお葬式屋さんで寝ていた、という
ニュースが流れるよ」だって、と。
彼女たちはジェスチャーを交えて
そんな冗談を言って笑ってたのです。
葬儀屋?
で、寝てた?
そんなジョークで
どこまでも笑いにする思考…
私も一緒に大笑い
さすが、メキシコ人というかカンペチャーナ!
何でも笑いにしてしまう。
出来事を何でも、楽しい話にしてしまう。
関西人の私もそこまでは…
私が知っているメキシコ人の共通点、
・いつも無理をしないし、自然体
・よく寝て、よく食べる
・よく喋るけど、不平不満や不安を口に出さない
・自分の人生に自信と信頼を持って生きている
カンペチャーナたちもやっぱり
その通りでした。
底抜けの明るさだけでなく、
弱音を吐かない忍耐力、
何事にも動じない精神力も
余裕であると思います。
いや、元々備わっているのかな…
難を笑いにかえる変換力もあっぱれ、
でした。
いや、難を難だと思ってないなかも…⁈
結局ホテルはネットで探し、
無事に寝床を確保しました。
駅近で一緒にご飯を食べ、京都を後にし
帰宅しましたが、もう日付が変わる直前。
その日は、早く帰って
早く寝るつもりだったのに…
でも疲れは感じず.
逆に彼女たちからエネルギーを貰った
ような感じだったのが不思議です
後日カンペチャーナからメールがありました。
『次はMéxico で会いましょう。
家族を紹介したいから、是非家に泊まりに
来てください』と。
嬉しかったです。
あの時の京都のホテルも気に入って、
東京宿泊をやめて京都に連泊したそう。
日本の旅を楽しんだようで良かった。
思わぬ展開続きで
強烈な二日間でしたが、
今となっては良い思い出です
2018年メキシコで、再会しました