先日の話の続きです


カンペチャーナたちに
「ウチの家に泊まってください」と
言ったものの、何も用意はしていない・・・
朝、家を出る時には全く予想していなかった
展開になってしまって、
内心どうしよう?困ったことになった!
というのが本音だった

でも私は、メキシコの人たちに
靴を脱いでリラックスして、
畳の部屋で寝る、という日本体験をして
貰いたい気持ちの方が勝っていました。
カンペチャーナたちは本当に遠慮して
いたのはわかったけど、
私は何とかなる、と覚悟を決め
ウチに来てください、とお願いしました。
おもてなしの用意は何もしてなかった
けどウチに泊まって貰って、少しでも
時間でも共に過ごそうと。
“ともに時を過ごす”
これがメキシコの流儀なのです。
それが唯一、メキシコから会いに来てくれた
人に出来ることだとも思いました。
深夜、ウチに着いて、
彼女たちがWi-Fiを繋げてメキシコの家族と
楽しそうに話しているのを見て、泊まって
貰って本当に良かったと思った。
それにしても・・・
宿泊先のホテルを決めないで、
何処に寝るつもりだったのか?
謎でした…

50代〜60代の年齢の女性たちで
無茶ができる年齢層ではない。
その年代の日本人で、海外旅行先のホテルを
予約しないで行くマダムはいないと思う。
私なら、予約なしで行ったら
着いたらまずホテルを探す。
彼女たちは、どちらかと言えば
富裕層の人たちなので、良いホテルを
予約していてもいいはずなのに…。
泊まるホテルも確保していないのに
何故呑気に陽気にしていられるのだろう…?
一体何をどう考えているんだろう…?
ホテルを予約していなかったことに
驚愕していても、彼女たちは、
陽気に冗談ばかり言い合っている。
明るく、楽しそうによく笑っている。
彼女たちの怖いもの知らずの行動、
疲れ知らずのタフさと陽気さに
“カンペチャーナ”と呼ばれる所以が
少し分かった気がしました。
* ユカタンの人は、カンペチェ出身の人を
カンペチャーノ or カンペチャーナと、
ある意味を持って使っています(^^)
朝、家を出た時は
夜、メキシコ人3人が家に泊まりに来る
ことは全く想定外でした。
普通の一日の始まりで、
普通に一日が終わるはずでした。
翌日もまた想定外の日になろう
とは夢にも思わず、
ベッドに入り
長い一日を終えたのでした。
またまた、続きます
