英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
「英語は子どもの頃から始めないといけない」「留学しないと本当の英語力は身につかない」―そう思っている方は、今も少なくないのではないでしょうか。
私はこうした思い込みは、今一度考え直して頂きたいと思っています。
1. 英語学習の環境は激変した
10〜20年前と今を比べると、英語学習を取り巻く環境は別世界と言っても過言ではありません。
オンライン英会話を使えば、自宅から世界中のネイティブと会話できます。
YouTubeやPodcastには質の高い英語コンテンツが無数にあり、AIを使えば発音や文法のフィードバックをその場で受けることも可能です。
つまり、日本にいながらにして「英語漬けの環境」を作ることが、今は十分にできるのです。
2. 海外経験なしで英語ができる人は確実に増えている
私が指導してきた生徒さんの中にも、留学経験が一度もないのに高いコミュニケーション能力を持つ方が数多くいます。
英語を使う職場で活躍している方、オンラインで海外クライアントと業務をこなしている方―こうした人たちに共通しているのは、海外に行ったかどうかではなく、継続的に英語に触れ続けたかどうかです。
環境と方法が整っていれば、日本を出なくても英語は習得できます。
またこうした環境は日本でも作ろうと思えば、お金をかけなくても作ることは可能なんですよね。
私の知人にも海外経験なしで、通訳や翻訳の仕事をしている人はたくさんいます。(ちなみに私も海外経験はほぼありません)
「海外に行かなくても英語は習得できる」と私自身の経験、指導経験からも間違いなく言えます。
3. では、留学に意味はないのか?
ここで誤解してほしくないのですが、留学を否定したいわけではありません。
私が伝えたいのは「留学しなくても英語はできる」という事実であって、「だから留学は無駄だ」ということではないのです。
留学の本当の価値は、言葉を学ぶことを超えたところにあると感じています。
異なる文化的背景を持つ人たちと同じ時間を過ごし、価値観の違いを肌で感じる経験は、教室の中だけでは絶対に得られないものです。
物の見方が変わる。世界が広がる。そういう意味で、留学はとても意義のある経験だと思います。
私自身も留学をしたかったのですが、諸事情でできなかったからこそ、特に若い人たちには留学して欲しいと思っています。
4. 物価高騰の今だからこそ
正直に言うと、昨今の物価高騰と円安の影響で、海外留学のハードルがかなり上がっています。
かつては1年間の留学が現実的な選択肢だった時代と比べると、今の状況はとても残念に感じます。
費用の問題で留学を断念せざるを得ない方が増えているのは、英語教育者として率直に悔しいと思っています。
ただ、だからこそ「海外に行けないから英語が身につかない」という思い込みは、ぜひ手放していただきたいのです。
まとめ
- 幼少期から英語を始めていなくても、英語は習得できる
- 海外経験がなくても、環境と継続次第で十分な英語力は身につく
- IT時代の今、日本にいながら本格的な英語学習環境を作ることは可能
- 留学の価値は「言語習得」より「視野を広げること」にある
- 英語を学ぶことは、物の見方を広げることにつながる
「海外に行けないから」ではなく、「今ある環境で何ができるか」を考えてみてください。
英語学習を通じて、少しずつ視野を広げていきましょう。
皆さんはどう思われますか?
英語学習への思い込みや、ご自身の経験など、是非コメント欄で教えて下さい😊
ご意見、感想大歓迎です。
