英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
「英語を勉強しているのに、なかなか話せるようにならない」
「インプットはしているのに、アウトプットが出てこない」
そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
実は、その原因の一つがインプットの仕方にある気がします。
今回の記事では、アウトプットに悩む英語学習者の方に向けて、インプットを効果的に行うための考え方と具体策について書きます。
1.インプットとアウトプットを切り離して考えていませんか?
「まず十分にインプットしてから、アウトプットに取り組もう」という考え方は、一見すると理にかなっているように見えます。
ところが、インプットとアウトプットを完全に別のフェーズとして切り離してしまうと、いくらインプットを積み重ねてもなかなか「使える英語」になりにくいことが多いですね。
インプットの段階から「これは自分でも使えるかもしれない」という視点を持つだけで、学習の質がかなり変わってきます。
2.アウトプットを意識したインプットとは?
① 使えそうな表現をすぐメモする
リスニングや読書をしていて「これ使えそう」と思った表現があれば、スマホのメモ帳にすぐ書き留めてみて下さい。
例:That's a fair point./ I couldn't agree more./ It depends on the situation.
完璧に理解してからメモする必要はありません。
「なんとなく使えそう」と感じた段階でメモしておくだけで十分です。
後から見返したときに記憶が定着しやすくなり、実際の会話でも自然と出てくるようになります。
② 良質な素材を選ぶ
アウトプット意識のあるインプットには、素材の質も重要です。
信頼できるニュースメディア(BBC、CNN、VOA Learning English、NHK World Radioなど)は、実際の場面で使われる自然な英語表現が豊富で、そのままアウトプットに転用できる表現が多いです。
SNSの短文や不正確な英語を大量にインプットしても、質の高いアウトプットには繋がりにくいと感じています。
上級者で質の良し悪しが分かるのであれば、インプットの媒体は問いません。
③ 難易度は「易しめ」から始める
これは特に強調したいポイントです。
難しすぎる素材をインプットしても、それをアウトプットに活かすのは非常に難しいです。
理解するだけで精いっぱいになり、「使いたい表現を探す余裕」が生まれないからです。
目安としては、リスニングなら8、9割が聞き取れる素材、リーディングなら辞書なしで7、8割が読める文章から始めることをお勧めします。
余裕があるからこそ、表現に意識が向きます。
難しいものへの挑戦はその後で十分です。
自分が興味が持てる素材を選んでやってみましょう!!
3.まとめ
- アウトプットに繋がらない原因の一つは、インプットとアウトプットを切り離して考えていること
- インプット時に「これは自分でも使えそうか?」という視点を持つだけで質が変わる
- 使えそうな表現はすぐスマホにメモする習慣が有効
- 素材はニュースなど信頼できるメディアを選び、難易度は易しめからスタートする
- 「完璧なインプットが終わってからアウトプット」ではなく、常に両者を意識して進めることが重要
スピーキングやライティングで英語が出てこないのは、語彙や文法の問題だけとは限りません。
インプットの「やり方」を少し変えるだけで、英語が使いやすくなる感覚が出てくることがあります。
まずは今日のリスニングや読書で、1つだけ「使えそうな表現」を探してみて下さい。
その小さな一歩が、継続の糸口になるはずです。^^
後最初から完璧になろうとしないで下さいね。
完璧主義は挫折につながりますからね…
ご意見、感想大歓迎です。
