英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 



「学校の英語教育をもっと変えるべきだ」「いや、学校英語は十分役立っている」こういった議論、SNSでも日常会話でもよく見かけますよね。

 

 

 

昨日私のツイートにも色々なリプライがついていました。

 

 

 

 



ただ、この議論はいつまで経ってもかみ合わない印象があります。

 


今日はその理由と、私なりの見解をお伝えします。
 

 

 

 

なぜ議論がかみ合わないのか? 

 


結論から言うと、肯定派と否定派は「学校英語に求めているもの」が根本から違うからだと感じています。

 



同じ「学校英語」という言葉を使っていても、前提としているゴールが違うので、どれだけ話しても平行線になりやすいんですよね。

 

 

肯定派の立場

 

- 学校英語で読み書きの基礎は十分に身につけられる
- 話す・聞くは、教員の人数や授業時間を考えると指導に限界がある
- 学校英語は「基礎を固める場」であり、それ以上の英語力を求めるなら各自でやるべきだ

 


この立場は、学校という制度の現実的な制約を踏まえたうえでの主張です。
 


「学校英語への期待が過大すぎる」という指摘は、私もそのとおりだと感じています。

 

 

 

否定派の立場


一方、否定派の人たちはこう言います。
 


- 日本人の英語力が低いのは、英語教育が悪いからだ
- 学校で話す練習をさせないから、日本人は英語が話せないのだ
- 英語教育さえ変われば、日本人の英語力は上がるはずだ

 


こうした立場を取る人は、「英語教育を変えれば多くの日本人が英語を話せるようになる」という期待があります。

 

 

 

後ビジネスで自分にとって得になるからこのような主張をしている人も結構いますよね。

 

 

 

英語教育関係の人も含めて…ムキー

 

 

 

ただ、ここに大きな問題点があると私は感じています。
 

 

 

問題点:時間の過小評価と必要性の欠如 

 

 

日本人の多くは、英語を身につけるまでにかかる時間を大幅に過小評価している、と感じています。


 


英語圏ではない日本語話者が英語を実用レベルまで持っていくには、数千時間単位の学習が必要と言われています。(諸説あります)

 

 

 

学校の授業時間だけでは、どれだけカリキュラムを改善しても物理的に足りないんですよね。

 

 

 

他の教科の時間を減らして英語に全振りすれば可能かもしれませんが、それでは公教育が破綻してしまいます。
 

 


さらにもう一つ、より根本的な問題があります。
 

 


それは「必要性」です。
 

 


日本人の多くは、日常生活の中で英語を使う場面がほとんどありません。
 

 


人は必要性を感じないものを身につけるのは難しい。

 

 

 

英語の必要性の有無を全く考慮することなく、他のアジア諸国の英語教育と比較して日本の英語教育を批判している人もたくさんいますが、いかがなものかと思います。

 

 

 

これは英語に限らず、学習全般に言えることではないでしょうか。
 

 


英語のハノンの著者の横山雅彦先生は、「英語は多くの日本人にとって芸事なんですよ」とおっしゃっていますが、至言だと思います。
 

 

 

私の意見 

 


東京大学の斉藤兆史先生がおっしゃるように、学校では基礎的な英語力を身につければそれで十分だと私も思います。
 


実際、日本人の多くが日常生活で英語を必要としていない以上、全員が高い英語力を持つ必要はないわけです。
 

 


「必要性を感じない限り、英語教育をいくら変えても日本人の英語力は根本的には変わらない」というのが私の正直な見方です。
 

 


逆説的に言えば、本当に英語が必要な人は、学校英語とは別に自分で努力して身につけるしかありませんし、自分で努力して身につけている人はたくさんいます。

 

 

 

同時通訳の神様と言われた故國弘正雄先生は「英語のはなしかた」の中で、「日本の英語教育は悪口ばかり言われるが、英語ができる人はちゃんといるのです。日本の英語教育も捨てたものではありません」という趣旨のことを書かれています。

 

 

 

 

 

同時通訳の第一人者の故國弘正雄先生、故松本道弘先生は日本から出ることなく、ご自身で努力されて同時通訳者になられました。(当然通訳学校もありません)

 

 

 

英語教育がどうであれ、自分でその気になって英語に取り組めば英語はできるようになると私も信じています。
 

 


私自身も英語を努力して身につけようと思ったのは英語を使った仕事をしようと思ったからです。
 

 

 

少なくとも私の経験では、「必要性」があったからこそ、英語力が伸びたと感じています。

 

 

まとめ 

 

 

- 学校英語の議論がかみ合わないのは、求めているゴールが違うから
- 学校英語は「基礎を固める場」として評価するのが現実的
- 英語習得に必要な時間・必要性の問題は、教育改革だけでは解決できない
- 本当に英語が必要な人は、学校英語に期待しすぎず、自分で学習に取り組みましょう


 


皆さんはどう思われますか?ご意見、感想大歓迎です。是非コメント欄で教えて下さい。

 

 

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