英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
先日英語学習に関するとあるXのツイートが炎上して話題になっていました。
私自信もXを使っていますが、メッセージのやりとりの難しさを感じることが少なくありません。
今日は、Xでのコミュニケーションがなぜこれほど難しいのかについて考えてみたいと思います。
1.そもそもちゃんと読まれていないことが多い
Xのタイムラインは流れが非常に速いですよね。
ユーザーは数秒でポストを判断し、次へとスクロールしていきます。
投稿者が丁寧に言葉を選んで書いたしても、読み手は最初の数文字しか目に入っていない、というケースが多いと感じています。
「ちゃんと読んでもらえている」という前提でメッセージを書いても、そもそもその前提が崩れていることが多いですね。
2.批判ありきで読んでいる人がいる
これは少し辛い現実ですが、Xでは「批判するために読む」という姿勢の方が一定数いると感じています。
本文全体を読まず、引っかかった一言を切り取ってリプライしてくる、というケースがその典型ですね。
こうなると、どれだけ慎重に言葉を選んでも、メッセージ誤解されてしまうリスクが高くなります。
3.言葉はそもそも誤解されやすい
言語学や認知科学の世界では、「同じ言葉でも受け取り方は人によって違う」ということが広く知られています。
たとえば「頑張れ」という言葉ひとつとっても、励ましに聞こえる人もいれば、プレッシャーに感じる人もいます。
これはXに限った話ではなく、言葉そのものが持つ性質の問題です。
逆説的に言えば、「自分が意図した通りに伝わる」ほうが稀なのかもしれません。
会社の役員の人の中にはメールだと誤解を生む恐れがあるので、要件は全て電話する人もいると聞いたことがあります。
言葉でのやりとりは難しいですね。💦
4.その日の気分で、言葉の受け取り方が変わる
さらにやっかいなのが、同じメッセージでも読み手の気分や状態によって受け取り方が変わるという点です。
読み手がストレスを抱えているとき、普段なら気にしない一言がひどく刺さって感じられる、というのはよくあることですね。
これは読み手の「悪意」というより、そのときの心理状態が影響しているという側面が大きいと思います。
書き手には、そこまでコントロールできませんよね💦
5.字数制限という構造的な制約
本来なら補足や背景説明が必要なことも、字数の関係で省略せざるを得ない場面が出てきます。
すると、「行間を読んでほしい」という前提が生まれますが、行間の読み方も人によって異なります。
短い言葉だけで完全なコミュニケーションを図ることは、構造的にかなり難しい、と言えるでしょう。
ではどうすれば良いか?
ただ、以下のような工夫で誤解を減らせる可能性はあります。
👉 前提や背景を一言添える(「これは〇〇という文脈での話ですが」)
👉 断定表現を和らげる(「〜と感じています」「〜という印象です」)
👉 誤解が生まれそうなトピックはスレッドに展開する
👉 批判的なリプライが来ても、すぐに返答しない(感情的な反応を避けるため、少し時間を置く)
特に最後の点は大切だと感じています。(私は基本的にスルーしています)
誤解されたと感じたとき、すぐに反論したくなる気持ちはよくわかりますが、少し間を置くだけでトーンが落ち着くことが多いですね。
まとめ
+Xはそもそも「流し読みされる」前提のメディアである
+批判ありきで読む人には、誤解を防ぐことが難しい
+言葉は人によって・気分によって解釈が変わるものである
+字数制限が情報の欠落を生み、真意が伝わりにくくなる
+前提を添える・断定を和らげる・少し間を置く、の3つが誤解を減らすヒントになる
Xのやりとりで「なんで伝わらないんだろう」と感じたときは、相手の悪意より先に、この「構造的な難しさ」に目を向けてみて下さい。
少し気持ちが楽になるかもしれません
色々試してみて、自分に合うやり方を見つけるようにして下さい。
皆さんはX等のメッセージのやりとりで困ったことはありますか?是非コメント欄で教えて下さい。
ご意見、感想大歓迎です。
