英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
高校生の指導で共通テスト対策をして欲しいという依頼が多いです。
高1,2から指導を始めるのであれば時間に余裕があるので、それ程指導は難しくないのですが、高3に入ってからの指導になるとなかなか大変です。
去年指導したKさんは高3の6月から指導を始めました。(週1回、1回90分)
指導を始める時の実力は全統のマーク模試の点数が30点台という状態。
あまりにも点数が低かったので、焦って私のところへ来ました。
学校の勉強は真面目にやっていたので、英文法の基礎がある程度固まっていたのが救いでしたね。
英文法の基礎が固まってなかったら間に合わなかったかもしれません。
最初に使った参考書はこの2冊。
指導時間が限られていたので、英文法基礎10題ドリルは例文の解説とEXERCISE AとEXERCISE Bの半分を授業でやって、EXERCISE Bの半分のと英文読解入門10題ドリルは宿題でやってもらって、授業で出来ていないところを説明していました。
この2冊を約2ヶ月で終えました。
英文法基礎10題ドリルは良い本で、文法を1通り学習するのに良い教材ですが、解説がシンプルなので、指導者がいた方が進めやすいと思います。
単語帳はシス単を学校で使っていたので、それを使いました。
その後はこの2冊を使用。
土橋弘昌先生の本だけでも良いかなと思いましたが、指導している途中で反復練習が必要だと判断したので、英文読解基礎10題ドリルもやってもらいました。
上記の2冊も毎回宿題にして、出来ていないところ、分からないところを授業で解説するというスタイルでやっていました。
この2冊が終わった時点で共通テストの模試の問題演習を開始しました。
この時点で大体60点ぐらいは取れていました。
この後は共通テスト模試と長文の問題集をやって指導は終了。
最後の方は共通テスト模試でも75点から85点ぐらいできていました。
私立大学の問題も同志社以外の関関同立の問題なら合格点は取れていましたね。
標準問題特訓リーディングはあまり有名ではありませんが、1文1文の構造分析もきちんと載っていますし、問題の解説もシンプルで分かりやすいのでお勧めです。
解説も奇をてらった感じでなく、オーソドックスです。
逆に言えばあまり面白みがないかもしれません。
問題のレベルは中堅私大レベル~MARCH、関関同立レベルです。
共通テストは長文の問題しかないからといって、文法や読解の基本の勉強をないがしろにして問題演習ばかりしている受験生が多いですが、基礎を固めないと共通テストの問題はできるようになりません。
また85点以上を狙うのでなければ、全問解けなくても大丈夫です。
全問解いて正答率が低いより、解いた問題の正答率を上げた方が結果的に高得点になるケースが多いです。
問題が多いからといって速く読もうとすると、読み方が雑になって逆に点数が下がることが多いので、気を付けて下さい。
読解力が上がってくると、読むスピードが自然に上がり、解ける問題も段々増えてきますので、焦らないことが重要です。
この生徒は共通テスト本番では78点でした。
本人はもう少し取れたのにと残念そうでしたが、指導時の実力を考えるとよく頑張ったと思っています。
結局Kさんは国立大学は受験せず、立命館大学の産業社会学部に進学しました。
私の指導では指導開始時にある程度使う参考書は決めていますが、生徒の性格、思考パターン、実力の伸びによって使う参考書を臨機応変に変えています。
同じ参考書を使っても学力の伸びは生徒によって異なりますので、万人に当てはまる参考書ルートはありません。
参考書ルートさえあれば何とかなると思っている受験生が最近多いですが、参考書ルートはあくまで参考程度にとどめておいておきましょう。
ご意見、感想大歓迎です。






