英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
難単語は文脈から推測できるから覚えなくてよい
ということがよく言われますが、本当にそうでしょうか?
今回はこの通説に対する私の考えと具体的な語彙対策をお伝えします。
最近の大学入試の長文の語彙レベルはかなり高くなっています。
MARCHの入試問題でも英検準1級レベルの単語がかなり出題されます。
早慶の入試問題の長文では英検準1級レベル以上の単語が出題されます。
よく前後の文脈から推測できるから難単語は覚える必要がないということが言われますね。
これは本当なのでしょうか?
私は人によると考えています。
英文を読むスピードがかなり速く、英文に関する予備知識があれば前後関係から推測することができるかもしれません。
ただ受験生が全員できるかというとそれは厳しいと思います。
後そもそも1行に知らない単語が複数あると推測することはかなり困難になります。![]()
特に早稲田大学の入試ではかなりの長文を制限時間内に読まなければいけないので、何度も読み直していると問題を解くために時間を割くことが難しくなります。
例えば早稲田大学の商学部では90分で会話問題1問と長文問題を4問解かなければいけません。
読まなければいけない語数は3,000語から4,000語なので、受験生にとってかなりの負担ですね。
私は(特に)私大専願者であれば、なるべく語彙力は高めておくに越したことはないと考えています。
今の早慶の入試に英検準1級レベルの語彙力で立ち向かうのはなかなか大変です。
英検1級のEXまでやれとは言いませんが、以下の単語集を1冊はやっておいて欲しいですね。
+例文の中に何度も重要語が出てくるのが良い
+説明を読むのに時間が掛かるので要注意
+1日30語×14日で420語をマスター
+長文の中で単語を覚えていく
+収録されている英文が面白い
+単語についての解説が秀逸
+最近改訂された本
+最近の入試でよく出ているトピックが多い
+レイアウトが良い
ちなみに早稲田大学志望者であればピナクルが一番お勧めです。
ピナクルに出ている単語は早稲田大学の入試問題に本当によく出ます。
今年の入試問題を解いて又検証しますね。
ピナクルは見出し語は420語ですが、派生語、関連した語を入れれば1,000語は越えます。
できれば見出し語だけでなく関連語まで覚えておくと楽です。
収録語数は少ないですが、説明をきちんと読むと仕上げるのに時間がそれなりにかかりますので、なるべく早めに始めて下さい。
国立大学が第一志望の方は英語にあまり時間を割けないと思いますので、過去問を解いてみて、追加の単語集をするかどうか決めて下さい。
ただ何も対策をすることなく、受験するとかなり大変ですので、最低限過去問はやっておいて下さい。
浪人生で時間があるのであれば英検1級のEXまでやっても良いと思います。
実際に早慶志望の浪人生で英検1級のEXをやっている生徒は結構います。
現役生はかなり早くからやらないとなかなか終わらせることは難しいでしょう。
よく受験に合格した人が自分がピナクル等の単語集をやらなくても合格できたから難しい単語集をやる必要はないということを言いますが、その人が上手くいったからといって他の人も上手くいくとは限りませんから注意して下さい。
ピナクルをやった方が良いですかということもよく聞かれますが、過去問を解いてみて合格点を取れているのであれば使う必要はありません。
過去問を解いてみれば他の単語集が必要かどうか分かります。
基本的な単語を覚えていないのに難しい単語集をやってもあまり効果はありませんので、注意して下さい。
ピナクル等の単語集をやる前に、英検準1級レベルの単語は必ず完璧にしてください。
基本的な単語が抜けていると入試では致命傷になります。
早慶に限らず大学の入試問題はどの教科も年々難しくなっています。
今年の東大の英語の問題もかなり難しかったですね。
受験生の負担は増すばかりですが、合格したいのであれば頑張るしかありません。
受験生の皆さん、頑張りましょう!!
ご意見、感想大歓迎です。




