英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
私の娘が通っている高校は国立大学の附属の高校なので、年に1回研究授業が公開されています。
私自身もこの学校の生徒の英語指導を6名しています。
友人に誘われて研究授業を見学に行きました。
かなりの数の見学者がいらっしゃって、東京や九州からも来られていたそうです。![]()
中学3年生の授業と高校1年生の授業を見学。
どちらの授業も指示、説明は基本英語で行われていました。
印象的だったのは、先生が説明する時間が少なく、ペアワークが多かったこと。
リーディング、スピーキング、ライティングのペアワークをやっていましたが。生徒も日本語をあまり使わず、英語で話していました。
ペアワークの最中に先生は教室を回って生徒の様子を見られていました。
生徒は皆意欲的にペアワークに取り組んでいましたね。
先生方の授業の進行も素晴らしかったです。
指示の出し方が的確でしたね。
見学されている先生方も絶賛されていました。
こうした授業を行おうと思えば、生徒、教師両方にかなりの英語力が求められますね。
教師は最低英検1級レベルの英語力がはないと授業をスムーズにするのが難しいと思います。
この学校の生徒の高校1年生の模試の偏差値の中央値は河合塾の全統模試で偏差値66から68ぐらいです。(学年によってバラツキがあります)
この学校では最近音読アプリを活用しているそうです。
以前は音読の課題を先生が全てチェックされていたそうですが、このアプリを導入して、先生方の負担はかなり軽減されたとおっしゃっていました。(時間外で採点されていたそうです)
驚いたのがこのアプリの導入を決めたのが、還暦を超えた先生だということです。![]()
なかなか年齢を重ねると新しい物を取り入れることに抵抗があるのが普通ですが、凄いですね。![]()
このアプリを使っているのを見せてもらったことがありますが、なかなか良さそうでした。
ただ生徒曰く、採点結果に少しムラがあるとのこと。
導入コストもそこまで高くないのではないでしょうか?
AIの進歩で教育現場にも色々変化が起きています。
私も大分年配の部類に入ってきましたが、心と気持ちは若く、思考を硬直化させないようにしたいと思います。![]()
ご意見、感想大歓迎です。

