英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
共通テストやTOEICのように試験時間の割に問題量が多いテストで高得点を取るためにはどうしても一定の読解スピードが必要です。
ただ多くの方が思っている程のスピードではありません。
ネイティブスピーカーは1分間に大体300~400ワード読むと言われていますが、試験で必要な読解スピードはせいぜい1分間に150ワードぐらいです。
もちろんもっと速く読めるの超したことはありませんが…
後もう一つ重要なのは、何度も読み返さないこと。
いくら速く読んでも又読み直すのではあまり意味がありません。
読解スピードを上げる方法は色々ありますが、やはり音読は有効です。
音読をするとなぜ読むスピードが速くなるかというと、英語を英語の語順で理解することができるようになるからです。
黙読しているとどうしても返り読みをしてしまうので、読むスピードが遅くなります。
ただ音読もやり方を間違えると効果があまりありませんので、注意が必要です。
音読をする時は
①意味が完全に分かっている教材を使う
②英文の意味のかたまりを意識して読む
③最初は自分が理解できるスピードで読む
ことが大切です。
音読の回数が増えるにつれて少しずつ音読のスピードを速くするとさらに効果的です。
同じ文章を何度音読すれば良いかという質問もよく頂きますが、理想を言えば多ければ多いほど良いです。
ただこれでは答えになっていないので、1つの目安をあげるのであれば30回から50回ですね。
私も最近あまり音読をしていなかったので、初心に返って手持ちの教材を音読しようと思います。
ご意見、感想大歓迎です。

