英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
最近毎日読んでいるこの本に興味深い記述がありました。
can't help~ing(~せざるを得ない)は学校で習う表現です。
この表現の過去形のcouldn' help~ingにが社交的な役割があるとのこと。
例えば相手の何かに困っている様子に気づいた時、いきなり
Do you have some kind of problem?
のような聞き方をすると相手にぶしつけな印象を与えます。
その際に
I couldn' help wondering if you might have some kind of problem.
のように言ってから
Do you have some kind of problem?
と聞いた方が人当たりが大分柔らかくなると書かれていました。
学校では、英語でははっきりと言った方が良いと言われることが多いですが、どの国でも相手との距離感で適切な言い方を選ぶ必要があることは言うまでもありません。
そのためには色々な表現を知っておく必要があります。
今更言うまでもありませんが、外国語学習に終わりはありません。
ご意見、感想大歓迎です。