英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
オーディオブックでこの本を聴きました。
個人的には小島武仁氏のマッチング理論に興味を持ちました。
マッチング理論で社会問題を解決でき、個人の満足度も上がるというのはなかなか面白い知見でした。
斎藤幸平氏の、「脱成長」と「資本主義の限界」の話も色々考えさせられましたね。
成長を追い求めることに限界があることは言うまでもありませんし、資本主義の限界も確かにあります。
ただマルクスが「資本論」で書いたようなことがこれから起こるとは私には思えませんが…
斎藤幸平氏はマルキシストのようですが、今でもどれくらいの大学でマルクス経済学を教えているのでしょうか?
私が大学に入ったのが1990年で、ソ連崩壊の前でしたが、マルクス経済学を受講する学生はあまりいませんでした。
全体の3割ぐらいしかいなかった気がします。
個人的にマルクス経済学が最近どうなっているのかに興味があります。
今度は4名の著者の単著を読んでみたいですね。
ご意見、感想大歓迎です。