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10月に入り、

いよいよ去勢手術の日となりました。

手術はちびとみぃ君一緒に行います。

実はその日は前々から用があって、

実家があった青森県三沢市に

行くことになっていました。

そこであらかじめ動物病院に

預けることになっていたので、

それに合わせて去勢手術をすることに

したのです。



その頃には、

トイレの躾ができていたみぃ君も、

ちびがあまりにもケージのあちらこちらに

おしっこをかけまくるので、

負けじと(?)上書きするように

おしっこをするようになってしまい、

泣く泣くみぃ君にもおむつをする

状態となっていました。



でもみぃ君は、今でも膀胱炎になった

ことはありません。

みぃ君とちびちゃん、

同じにおむつをしているのに、

なぜちびちゃんだけ膀胱炎を

繰り返すのか?

それは、多分

おちんちんの状態にあるのだと

思います。

つまり、チビは完全なる包茎なのです。

みぃ君は自然とおしっこをする時に

濃いピンク色のおちんちん本体が

頭を出すのですが、

ちびちゃんは病院で先生が治療のために

本体を剥き出しにしようとしても、

中々頭が出てこないのです。

それでばい菌が繁殖して中に入り込み、

膀胱炎を繰り返す原因に

なっているようでした。



また、ちびちゃんはどうやら

膀胱におしっこを溜める力が

あまりないようだと

いうことでした。

それは、いつもおむつを交換する時や

病院で診察をする際に、

おむつを外した途端に

チョロチョロ、ポタポタと

おしっこが漏れてくる状態

だったからです。



いよいよ手術当日の朝、

私はおむつとマナーベルト、

預ける間のご飯や愛用のベッドなどを

用意して病院に向かいました。

病院では預ける前に体調に異常がないか

先生の検診がありました。

そして終わり間際、

先生におむつとマナーベルトを渡しました。

すると先生は


「一応お預かりしますが、

 こちらでは使いませんよ。

 外しで自然の状態で過ごして貰うので。」


とおっしゃいました。

私は頭の中に、ちびちゃんがピッ!ピッ!

とおしっこを撒き散らす姿が浮かび、

なんだか申し訳ない気持ちに

なっていました。



そして私は、

2泊3日の予定で出かけました。

手術もあり、何か大変な事態になったら

連絡を下さることになっていましたが、

幸い携帯が鳴ることはありませんでした。



三沢から仙台に戻り、

私は直ぐに病院に駆けつけました。

名前を呼ばれ診察室に入るなり、

私は開口一番、先生に謝罪しました。


「ちびがおしっこをかけまくり、

 皆さんにご迷惑をおかけしたのでは

 ありませんか?

 もしそうならば、

 本当に申し訳ありません。」


先生

「いえいえ、

 それは全然構わないんです。

 今回お預かりしたことで、

 これがお母さんの言ってた

 ピッ!ピッ!とかけまくる状態かと

 初めて分かりました。

 こんなわんちゃん、初めて見ました。

 これでは一般家庭でおむつなしで

 飼うのは大変だと思います。」


そうおっしゃった先生の表情は

苦笑いをしているようで、

いつもと違いとても穏やかな口調でした。

その時私は、やっと先生に理解して

頂けたんだと思いほっとしました。

なんだか追い詰められた思いから

解放された気がしたのです。



去勢手術については2匹とも

何事もなく終わりました。

ちびちゃんの膀胱炎については、

その後飲み薬や注射もしたのですが、

繰り返す度にどんどん薬の効きが

悪くなっていきました。

何か大きな病気や事故の時のために、

1番強い薬はとっておこうと

いうことになりました。



そこで、薬を使わない治療法を

試してみることになりました。

それは、膀胱に精製水を流し込み

膀胱の中を洗い、ばい菌を外に

出してしまうというものでした。

膀胱に入れては出してを

10回ほど繰り返します。

それを最初のうちは

1週間に2回行いました。

それが週1回、2週に1回となり、

あれから2年半経った今では

月に1回、膀胱洗浄を行っています。


「最初は、自分はウンチの検査を

 しているのか?と思うほど

 おしっこの中に色々な菌がうじゃうじゃ

 いたんですけど、今は0ではないけど

 かなり少なくなりました。」


と先生もおっしゃっていました。

私も以前のように、独特な嫌な臭いが

しなくなったなぁと感じていました。



現在でも、2匹ともおむつを外すことは

できません。相変わらず、ちびが部屋の

あちらこちらで、ピッ!ピッ!と

かけまくる動作が見られるからです。

でも、ウンチはほぼ完璧に

トイレトレーでしてくれます。



ペット保険には加入していますが、

年に20回までしか保険は使えません。

だから、いざという時のために

毎回保険を使うわけにはいかないので、

年間の治療代も決して安いものでは

ありません。

それでも人間と違って短い命

精一杯やれるだけのことはしてあげたいと

思っています。



退院直後のみぃ君とちび。

まだ耳の周りに飾り毛がありません。