柱を差し替える
四柱推命の命式は生まれた時を基に
作成しますので、生涯変わることが無く
変更も出来ませんので、その時点で
確定します。
四柱の各柱の強弱や他柱とのバランスで
基本的な性質や行動率が時の流れに応じて
どのように変化するのかを鑑定します。
一つの柱だけでも、一定の方向性は
あるものの、その内容は多岐にわたります。
長所も短所もあり、吉にも凶にも変わります。
陰陽の法則で考えれば、長所の裏のは短所があり
吉の裏には凶がある。その逆もまた真なりです。
仮に、同じ命式であっても、生活環境や
人間関係の影響を強く受けてその時の自分を
守るための思考や行動を、柱の中にある性質から
選びます。そこに吉凶は存在せず正当な
自己防衛としての判断です。
しかし、その時選んだもので上手く行くときも
あれば、うまくゆかない時もあるはずですが
何となくこれが自己防衛の習慣になってしまいます。
習慣になってしまうと、これが当たり前の
思考や行動になってしまい運命が確定した
ように思い込んでしまいます。
その結果として、自分の運命を喜んだり
呪ったりしてしまいます。
喜んでいる人は、問題ありませんが
運命を変えたい人にとっては、大変です。
時の流れを味方にしようと思っても、なかなか
味方に出来ない時、どうしたらよいのか?
命式の各柱を変えることはできませんが
一本の柱の中にはもともと
一定の方向性はあるものの、その内容は
多岐にわたり吉凶を併せ持っている
ということから考えると
吉凶を反転させればよいということになります。
一般的に家づくりの柱を建てる基本は、その木が
立っていたように先端を上にします。
ここからはイメージでの考え方ですが
基本通りに建てた柱が凶であるならば
上下を逆にして建てれば凶は吉に変わる
ということになります。
どういうことかと言えば、
同じ柱の性質の中で習慣化してしまった凶の
部分から見方を変えて吉となる性質を探して
考え方や行動を変えられれば、運が変わって
来るということです。
柱の差し替えがイメージできるようになり
それが習慣化できるようになれば
確実に開運に向かいます。
自分一人では難しい場合には
生活環境や人間関係の力を借りて
改善して方法もあります。
過去にも圧倒的な凶命の相談者が
生活環境や人間関係の力で凶を
完全に抑え込まれて吉運の人生を
送っているということがありました。