秋分の日
今年の秋分の日は9月23日の火曜日です。
24節気の「秋分」は同日の午前3時19分が
節の変わり目になります。
秋分は昼と夜の長さがほぼ同じで
お彼岸の中日にあたる「秋分の日」を境に
昼が短く、夜が長くなっていきます。
「秋分」と「秋分の日」を同じように書きましたが
厳密には「秋分」と「秋分の日」は違います。
「秋分」は24節気の一つですが
「秋分の日」は祝日となります。
祝日とは
国民の祝日に関する法律(通称、祝日法)
昭和23年7月20日公布、即日施行された
日本の法律です。
「秋分の日」はその法律によって制定された祝日です。
その内容は
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日
として定められています。
秋分の日を中心に前後3日間を「秋のお彼岸」と
言います。
彼岸入りが9月20日(土)
中日(ちゅうにち)が9月23日(火)秋分の日
彼岸明けが9月26日(金)となります。
この時に、お供え物、或は家族で食べる物に
「おはぎ」があります。
春のお彼岸には「ぼたもち」をお供えし、食べます。
この「おはぎ」と「ぼたもち」の違いについては
当然諸説ありますが、
「おはぎ」は秋に咲く萩の花にちなんで名付けられ
小豆の収穫時期である秋に粒あんが作られやすかった
為と言われ、萩の花に見立てて、小ぶりで俵型に
作られることが多いと言われています。
「ぼたもち」は「牡丹餅」と書くことから
春に咲く牡丹にちなんで名付けられ、春には
小豆の皮が硬くなるため、こしあん加工されることが
多く、牡丹の花に見立てて、丸く大きな形に
作られることが多いと言われています。
諸説あるとはいえ、
秋の収穫したての小豆は皮も柔らかくつぶあんに
して食べても美味しくいただける。
逆に春まで保存していた小豆は水分が減り皮も硬く
なるので、こしあんにして食べた方が美味しく
いただけるというのは説得力があって納得がいきます。
秋に「こしあん」を作るのは「もったいない」と
いうことになるのでしょうが
やはり、季節に関係なく「こしあん」が
良いと思ってしまうのは、好みの問題で
やむを得ない事だと思います。