介護にも時代の変化 2 | DV経験を輝きにかえる わたし探しのレッスン

 

みなさん、こんにちは。
めっきり寒くなりました。先日の夜、犬の散歩に出たときに吐く息が初めて白くなり
いよいよ冬がやってきたと思いました。

 

 

 


最近私は、なんとなく・・・ですが、日本の四季がはっきりしなくなってきたように感じているんです。
そして季節が微妙にずれてきているようにも感じています。

 

以前は入学式に合わせるように満開に咲いた桜も最近はもう散り始めていたり、

10月の運動会には毎年カラッと晴れていたのに雨が降るようになったり、

梅雨の季節にはシトシトと毎日降っていた雨もそうでもなかったり・・・。

旬の魚のとれる場所にも変化があるようですし、

そのうちお米も取れる地域が変わってきたりするのかもしれないですね。


前置きが少し長くなりましたが、

親の介護に対する考え方にも昨今随分と変化があるように思います。

昔は男性が入社すれば定年まで年功序列に出世をしていき終身雇用が当たり前でしたが、

非正規雇用が増えた時代を経て今は女性も働く時代になりました。


ほとんどの女性が専業主婦でしたから両親の老後は主に女性がみていたような時代でしたが

、今は共働きが多くてなかなかそうはいかなくなりましたね。


私の義母は義父を亡くしてからもう20年以上、

今現在87になりますが遠方の地でずっと一人で暮らしています。

とても気丈な人で、明るく人あたりも良いため慕う人も友人も多く、

毎日のルーティンというと早朝4時ころ起床して家事を済ませ明るくなってから近くの小山まで散歩に行き

、昼間はジムに通いプログラムを2本ほど楽しんだ後、家にかえり、

スーパーの総菜は決して買わず全て手つくりの食事を作って毎日自炊の生活を続けています。

 

時間があれば友人たちと旅行も楽しみ、

一人暮らしを心配して突然訪ねてくるご近所や友人との交流も楽しんでいて

、私はたまに夫の帰省に付き合うと私よりも元気で毎日を楽しむ様子や旅行の土産話も聴くことが出来、

楽しい気持ちで帰宅していました。

 

一方私の両親は、

やはり同じ世代で高齢なので夫婦で施設に入居を考えていました。

食事も作る気力も体力もないと言い、冷凍食品を常備しているので、

私たち娘は順番に訪ねては食事や家事を今もしています。
しかし最近の流行り病で双方の親の生活が一変し、

感染を恐れるあまり息子の訪問すら拒否して籠りっきりになってしまった義母は、

最近は体力に自信がなくなり気持ちも落ち込むなど悪循環に陥ってしまっていますし、

私の両親も特に母親は昔から外出をあまりしない人でしたが更に外出をしなくなり、

父親のみが目の前のスーパーへ買い物に出かけている状況になりました。


このように、昨今老後は、

施設に入居するか一人で生活をしていくかの2択になる事が多いとおもいますが、

老後の理想にかなう施設はとてもとても高額で貯蓄を使い、年金で毎月の支払いをする人も多くいると思います。

勿論、子供と一緒に同居という選択が出来るご家族もいらっしゃると思いますが・・・。

老後、一人で生きていくのは気力・体力ともに段々辛くなるのは当たり前の事だと思います。

同居が当たり前のように語られていたのは、もしかしたら私の世代の5つくらい上の世代までかもしれません。私の世代(たった数年ですが)はどうも当たり前とは言えなくなってきたように思います。
本当に数年単位で変わっていく様々なことに私たちはその都度選択をして生きていくことになるのでしょう。

それまでに様々な社会環境も生きやすいように変化していくのだと期待したいと思います。

 

老人とは、今までの時代を生き伸びてきた知恵の宝庫だと思うのです。
私は、この激動の時代、体力を保てるよう努力をしながら自分の老後も視野にいれて人生のデザインをしていこうと思っています。
それでは皆さん、寒さが本格的になります。
お体を暖かくして、大事にされてくださいね。