リアリストたれ。 | 薬剤師アイの生活日誌 

薬剤師アイの生活日誌 

 調剤薬局という特殊な職場の、実情について書きつづったブログです。

 意外に知られていないくすりに対する様々な知識などもアップしていきます。

 世間知らずといわれないように読んでいる、政治経済の本なども紹介していく予定です。

 

 

 

 

抗原検査キットの

無料配布について。

8月になっても薬局には

特に通達もないので

調べてみました。

 

東京都は薬局を対象外と

決めたようです。

それなら通達がないのも

当然です。

 

都民でご希望の方は

指定された病院に取りに行くか、

オンラインで申請して

キットが郵送されるのを

待つことになります。

 

薬局がカヤの外あつかいでも、

アイは別にかまいません。

無料配布は文字通りなので、

薬局の収益になりません。

むしろ、キットの使用方法の

説明など、対応に手間が

かかるだけ時間と労力の無駄です。

 

無料配布のしかたは

自治体に委ねられて

いるようで、神奈川県は

薬局も対象内だそうです。

ただし報酬は出ないので、

イヤなら参加しなくて

いいみたいです。

大阪府など、自治体に

よっては配布にかかる

手間賃として報酬を出す

ところもあるようです。

 

東京都はこれまでも

コロナ対応について

薬局をないがしろに

してきました。

 

病院には、非常勤でも

無資格者でも分け隔てなく

支給された慰労金も

薬局には無し。

感染対策の補助金や、

休日出勤の手当ても、

病院に比べておこぼれ

程度です。

 

まあ、薬局なんて

その程度の評価というなら、

受け入れるしかないでしょう。

 

ただし、自分たちを高く

評価してくれない相手に、

誠意を尽くす義理もないと

アイは考えます。

 

尽くしていれば

いつか認められるかも

しれないなんて。

それは嫌なヤツの改心を願ったり、

好きな人を振り向かせようとする

ようなものです。

 

 

 

長編小説『ローマ人の物語

を書いた塩野七生先生は、

当時のヴェネツィア共和国を

こう評しています。

自分たちの利益を

現実的に追及した組織と。

 

週刊文春に連載中の

エッセイで、

日本もヴェネツィアを

手本とすべしと書いて

いますが、これは

薬局にもあてはまると

アイは考えます。

 

薬局をないがしろにして、

都合よく利用だけしようと

する連中に、逆らえとは

言いません。

 

現実的に、損得勘定で

付き合えばいい。

余裕を無くした今、

求められているのは、

そうした舵取りじゃ

ないでしょうか。