職業とは、なるべくしてなるもの。 | 薬剤師アイの生活日誌 

薬剤師アイの生活日誌 

 調剤薬局という特殊な職場の、実情について書きつづったブログです。

 意外に知られていないくすりに対する様々な知識などもアップしていきます。

 世間知らずといわれないように読んでいる、政治経済の本なども紹介していく予定です。

こんばんは、アイです。

振り袖の着付け・販売などを手掛ける業者『はれの日』が

やらかした騒動が大きな話題となっていますね。

 

被害に遭われた方の経済的・精神的苦痛には同情しますが、

こう考えるしかありません。

 

これが、自分たちが生きていく社会の一面だと。

こんなことは正しくないと判る大人になってほしいですね。

 

 

ドラマ『アンナチュラル』が面白いです。

 

 

良く言えば王道、悪く言えば使い古された題材といえる

『科学捜査』ものをここまで魅力的に仕上げるとは。

 

舞台が不自然死を専門に取り扱う中立的かつ公正な死因究明のための

研究機関というのも良いセンスです。

 

日本は先進国とは思えないほど司法解剖率が極めて低いことが

社会問題となっています。

 

不自然な遺体も適当に処理され、しかも日本は火葬するので

証拠は灰になってしまう。

 

本来は全て解剖して死因を明確にするのが正しいですが、

それをやるには人員もコストも全然足りません。

 

この問題をテーマにしたのが、『チーム・バチスタの栄光』を皮切りに

始まった海堂尊先生の桜宮サーガです。

 

 

先生の主張はいたってシンプルです。

 

全てを解剖するのが無理なら、遺体をCT検査すればいい。

その結果おかしな点が見つかったやつだけ、解剖すればいい。

 

CT検査なら解剖の手間が省けるし、遺体を傷つけないので

遺族の心情も傷つけずに済む。

合理的だと思うのですけど、日本では様々な大人の事情があり、

なかなか普及しないようです。

 

妥協案として、アンナチュラルの舞台のような架空の研究機関は

本当にあっても不思議ではありません。解剖医が二人しかいないというのも、

妙にリアリティがあります。

 

おかげでしばらく、毎週金曜日が楽しみです。

 

面白い作品を作るために、脚本家はキャラクターの生涯はもちろん、

何を求めているかまで、きっちりと設定すると聞いたことがあります。

 

それは現実の世界がそうだからでしょう。

 

大人になって職業を選ぶとき、夢を叶えるために

その道を選ぶ人もいるでしょうし、単に生活の糧を得るために

選んだ人もいるでしょう。

 

アイは、職業はなるべくしてなるものと考えています。

人は、自分のサガを止められません。

その分かれ道に辿り着いたのは、これまで自分が選んできた道を

歩いてきた結果なのです。

 

だからせめて、何が正しくて何が間違っているか、

迷わずに判るようにしておきましょう。

 

目が曇って、道を踏み外したりしないように。