最近、怪我予防のため、ダニエルズさんのポイント強度を集計しています。
ガーミンとかSUNTOで表示されるEPOC値と何が違うのでしょうか。
EPOC値って何?
ガーミンにはEPOC値っていう1週間の負荷の目安値がでるそうです。
EPOC(Excess Post-exercise Oxygen Consumption):運動後過剰酸素消費量(mL/kg)
運動後に普段の安静時に比べ過剰に消費される酸素量だそうです。
アフターバーンってやつですね。
運動終了後約3~5分のATPの回復に当てられる成分と、
運動後 数~数十時間の乳酸性のものがあるそうです。
ただ、EPOC値を予測できるほど研究事例が揃っていない印象です。
行った運動の強度の目安として採用しているだけな気がします。
で、この各EPOC値を元に次のTE(Training Effect)を計算しているそうです。
0.0~0.9=無努力
1.0~1.9=回復
2.0~2.9=維持
3.0~3.9=向上(週3~4回)
4.0~4.9=高向上(週1~2回)
5.0 = オーバーリーチング
負荷の目安ってEPOCだけなの?
私のGalaxyWatchだと負荷の目安の値はありません。
GoogleFitのハートポイントは、時間(分)×普通(x1)と強め(x2)の2段階のみです。
Stravaの心拍数から求める相対的エフォートは有料会員のみの機能です。
なので、ダニエルズさんのポイントを7段階にまとめて集計してます。
ちなみにStravaの相対的エフォートも心拍数から同じように求めますが、同程度の強度となるのはどのくらいかってデータを基にしてるそうです。
(Relative Effortの訳は「運動強度値」とか「積算強度」のが良い気がする。theory of relativityは「相対性理論」で理解不能っぽくなるのが良いけど、相対的エフォートも意味不明すぎる。)
ランニング、サイクリングや水泳などアクティビティで係数も変えているようです。
Firstbeat社のホワイトペーパーでEPOCの求め方は
たぶん、ガーミンとかSuntoとかの元になってるのです。
心拍数と呼吸数から%VO2maxを求めて、下図のように求めるそうです。
ダニエルズさんのポイントも%VDOTからなので似てますね。
黒線が%VO2maxとEPOCの関係。(Firstbeat社の資料)。
赤線が%VDOTとポイント強度(10倍)の関係(私が追記)。
ポイント強度の縦軸はEPOCの数値の1/10です。
EPOCは10分超や30分超だと強度の傾きが下がってて、アフターバーンと考えればそれっぽいです。
心拍数だと100%超がないので、100%が高めなのかな?
んー、似すぎているのでどちらかが意識してそうです。
ガーミンのEPOC値を1/10にすればポイント強度に近くなりそう。
EPOC値で週1000が高校生レベルで週1500~2000が大学生レベル?
私はポイント計算派ということで
EPOC(運動後過剰酸素消費量)って負荷の積算に適するのだろうか?
60分を1回するのと、30分を2回するのだと、上の図だと60分1回の方がEPOCが低くなる。ダニエルズさんの計算のように同じか、むしろ60分1回の方が負荷ありそうだけど。
ダウンジョグ中やインターバル間のジョグは心拍数が高いけど、強度は低いし。
ダニエルズさんのなら手計算だから実質に合わせられる。
ダニエルズさんのポイント計算は今週あと20ポイントと思ったら、Eペース(遅)100分かMペース50分だなって計算できる。
負荷量の把握には、ダニエルズさんのポイント計算の方が良いという事で続けます。
どっちも大差ないと思うので、ガーミンに買い換えたら、面倒なんでEPOC値を参考にしてポイント計算やめるけど。
なお、自転車とか他のトレーニングは、(怪我予防の)足への負荷じゃないってことで合算しないつもりです。
疲れ具合は、睡眠とか仕事とかも影響するから、自分の感覚に任せます。
(galaxy watchは安静時心拍数から?ストレスレベルを出せるが。信頼できない。。。)
p.s.10月は過去最高の268km走りました。週末の1週間の報告でまた書きます。