この前、ある方からイイね！いただいたお礼とか、ご自身のブログの紹介とかいただいたりとかありまして…
全体にどんな記事書いてるのか見ていたら、コロナワクチンによるシェディングのことを肯定的に書いていて、「シェディングには◯◯が効く」みたいな記事を書いていられて、「ああ、この人も！」と思ってしまった。
シェディングとは簡単に言うと、コロナワクチンを接種した人から、毒性の物質が発散して、コロナワクチンを打っていない人にも健康被害を及ぼすと言うもの。
反ワク派と言われる方々の特徴として、ワクチン接種しようとする人、またはワクチン肯定派に対して苛烈なほど反対の論陣を張るんだけど、一方でシェディングみたいなワクチン接種の害的なものは無批判で取り入れることがあると思う。
ワクチン懐疑派と言うのは、ボクが勝手に付けているけど、体内によく分からないものは入れませんとか、ワクチン接種したら身体が変になったから、もう接種するのは止めておこうという慎重派です。
反ワク派から目の敵にされている河野太郎が「ごまめの歯ぎしり」というブログを書いていて、たぶんＸとかじゃ反ワク派の批判の的(燃料)になってると思うけど、そのブログ記事のうち、シェディングに関しては河野太郎の言う通りだと思います。
なぜ、シェディングがおかしいかというのは、以前記事にしたことがあります↓
ボクは、コロナワクチンが健康被害を及ぼすかどうかについて、健康被害の疑義はあるものの、未解明な部分があって科学的にはほとんど証明できていないと思ってます。
どうも確からしいと思っていたのは、コロナワクチンによって帯状疱疹が出やすくなるという実験結果だったのですが…
「コロナワクチン接種をした110万人と、接種をしていない110万人のうち、60日以内に帯状疱疹を発症した人はそれぞれ2,200人と1,200人であった。つまり、コロナワクチン接種により、帯状疱疹になるリスクが1.8倍になったという計算になる。」
と言うことですが、この方法は疫学調査で使われるコホート研究で、臨床研究としてのエビデンスレベルは低めだと言うことです。
逆に、最近はコロナワクチンによって帯状疱疹の再活性化は起こらない(リスクが低い)という論文(例えば、１．Risk of herpes zoster reactivation after messenger RNA COVID-19 vaccination: a cohort study. J Am Acad Dermatol. 2022;87(3):649-651. doi:10.1016/j.jaad.2021.11.025)もあって、どちらもハッキリ分からないと言うのが現状みたいです。
ただ、シェディングだけは、おかしいと言い切るのには、理由があるんですよね。
この説はコロナワクチンによって細胞内のエクソソームにコロナの外皮タンパク質が取り込まれて、それが体外に放出されてコロナワクチン未接種の人の健康被害を起こしているということらしいです。
もしそうなのであれば、原因物質があり、その原因物質を特定して、再現性をチェックできるはずですよね。
しかし、そうした科学的な手続きの実験は全くなくて、推定だけでシェディングはあります！って言ってるだけなんです。
むかし、小保方晴子さんが「STAP細胞はあります❗」と言って話題になりましたが、シェディングは似たようなもので、もっとトンデモです🤨
だいたい、エクソソームで放出、拡散する毒性物質の濃度で健康被害が出るとしたら、まずコロナワクチン接種した方の健康被害はもっと甚大になるだろうし、コロナウイルスに自然に罹患した方の放出物質でも問題は起こるはずだよね。
また、体外に放出される物質の異臭がしたり、健康被害が出る濃度の物質が拡散していたら、必ずキャプチャできるはずだよね。
どう考えても、DNA、RNA、遺伝現象を少しでも研究した者(←ボク)にはシェディングだけは全く受け入れられないです。科学的で合理的な考えの道筋なし、エビデンスなし、単なる仮説です。
ボクにメッセージくれた方は、単に医師の一部の主張とかそういうものを信じているのかもしれないけど、こういう訳の分からないものは簡単に受け入れたり、吹聴しない方が良いと思うね😅
よく、メディアとかYouTube、SNSで「みのり先生」という肛門科の先生がコロナワクチンの健康被害を訴えてるんだけど、みのり先生もシェディング肯定派↓
https://ameblo.jp/drminori/entry-12835606010.html
