昨日に続いて岡山城の話です。
天守閣の一階に殿様専用の籠のレプリカが展示してある。黒光りした漆塗風の立派な作りだ。
これレプリカだから中に座って記念写真を撮ってもいい。
覗いたら入り口の左に殿様の背もたれと肘置きがある。
その反対側には窓がある。
当時これは「籠」とは言わず「乗物」と言ったそうな。
なるほど、参勤交代の時なんかお殿様はこれに載って旅をしたからな。
床には毛氈と座布団が敷いてあって豪華な構造、今で言ったら飛行機のビジネスクラス、新幹線のグリーン車てなところか。
「殿様専用だ、さすがたいしたもんだ。」と思いつ外へ出た。
「殿様専用だ、さすがたいしたもんだ。」と思いつ外へ出た。
天守閣の出口から右に曲がるとすぐ石段がある。
もう時代劇のセットみたい。振り返るとこんな景色。
と言うのはこの階段を下りた先には潘の政治を司る県庁みたいな建物があり、そこでお殿様が様々な認可や決済を行っていたらしい。
その建物の部屋割りを示す石列があり、それぞれの部屋の名が記された標石が置いてあった。
その部屋割りの中には台所の竈の位置を示す石列まであった。
その建物の模型がさっき辞した天守閣の中に展示されていて、その模型を俯瞰してみると下の写真のよう。
上の写真で、左が天守閣、その右側、輪郭のぼけた白い点(実は写り込んだ天井のライトです)のあるところの建物が上「県庁」に相当する建物群。
さっきの広い敷地に敷設された石列はこの複雑な建物の部屋割りを示したもので、これだけ複雑な建物を作った当時の大工さんの技術の高かさが判る。
ここを後にお城の「廊下門」をくぐり次は石垣に沿ってお城の出口「目安橋」へと向かう。
その続きはあした。