高校野球 | 直爺のブログ

直爺のブログ

釣りのもろもろ、それ以外の世の中の森羅万象について徒然なるままに書いてます。

    高校野球「夏の甲子園」が始まる。

    コロナの頃は名目だけの開催だったので高校野球ファンにとってはたまらないだろうな、と思う。

    そんな高校野球だけど、いつの頃からか、私はなんとなく苦手になった。

 

    私の高校野球観戦の歴史は古い。

    始めて見たのはもう60年ほど前。春の早稲田実業高校戦だった。相手校は残念ながら覚えてない。

 ある選手がバッターボックスに立つとアルプス席の応援がひときわ大きくなった。

   そして彼は高々とホームランを打った。

   それが高校2年の「王貞治」選手だった。

    度肝を抜かれた当時高一の私は一発で高校野球のファンになってしまった。

    それからというもの春夏の高校野球は毎年とても待ち遠しいものになった。

 

    ところが、いつの頃からか強豪私立校が常連になり、そんな高校のまるでショーのような応援合戦、チャンスやピンチで決まって響く同じような応援メロディー。

 毎年毎年エスカレートする応援合戦にこれが高校野球のあるべき姿かな~、と疑問がわいた。

    それに比例するかのように、高校野球の純真さや下手でも腐らず頑張る真摯な姿が次第に薄れていったようにも思えた。

 

    高校野球はショーではない、野球を通じて人間形成をすることに意味があるのだと思う私は、ショー化していく高校野球にバカバカしくて見てられなくなって来たのだ。

    もちろん、今の高校野球の選手も真剣に練習に励んできた人達ばかりと思うけどそれを取り巻く世間の風潮がなんか、おかしくなってきた気がするのだ。

    もっとも、これは私が年取って考えが古くなってきた証かも知れない。

    「何をいうか❗️」と私の意見を不満に思う方はどうかこれを老人の戯言として聞き流して戴きたい。

 

   畢竟、今年も恐らく実況放送は見ないだろうと思う。

 

おしまい