モルディブ遠征・GTキャスティング～GTフィッシャーズにて～後編

＊３日目＊

朝起きると目の前のビーチに船が座礁しているのを発見。

思う様にGTが釣れない私達のメンタルも言うまでもなく座礁してます・・・。

何とか巻き返さないと・・・。気持ちだけが焦ります。

そしてこの日も決して高活性と言えない中でも、相方はしっかりGTをキャッチ

２本目、、、いいなぁぁぁ～

まだ２日間でGTを３匹しか釣っていないぽぽこ。。。

見かねてか、しびれを切らしてか、キャプテンのモハメッドが参戦。

すると、モハメッドにGTバイトッッ

フッキングを入れると、”ぽぽこに代わってやる！巻けッ巻けッ”と言われ、、、

・・・・・・・釣れました。

その後も立て続けにカスミを２本掛けるモハメッド。

凄すぎるッッッ

よく観察していると、キャスティングの飛距離もさることながら、ルアーアクションも独特で

今までの私達のジャークでは魚のスイッチが入りにくいというのをまじまじと見せつけられました。特にγ引きの様なねちねちルアーを動かして、ロングポーズ入れてるようでは魚に見切られるという事。

クルー達からも、モルディブは水深が浅いからルアーアクションはとにかく水面をバシャつかせてストップしないで引けと言われました。

モハメッドのやり方を見ても、環礁のグリーンの所までロングキャストして、ダダ引き、ストップを入れるのは一瞬で遠くから魚を誘い出してきて、堪らずルアーにバイトしてくるという一連の流れになっていました。

あとは、アゲインストだろうと広範囲にキャストするという事。

モハメッドはアゲインストの中でもロッドのポテンシャルを最大限に生かしルアーを飛ばすテクニックとパワーも兼ね備えている。キャスティングのレベルの高さに驚かされました。改めて自分の技術の無さを痛感します。

しかしモハメッドが参戦した事でいい刺激になり、やる気も回復

するとッッッ相方にもGTバイト

横からド派手に背びれ丸出しでルアーを引っ手繰っていくGTの姿。

これぞまさにGTッッ！というバイト

そのバイトシーンにまだ上がってきてもないのに船中バカ騒ぎ

私が釣った訳でもないけど、堪らん良かったぁぁ～。良いものみせてもらえました。

相方、グッジョブ

一層やる気になるわぁ～

だけどこの日私は自力でGT１本も釣っておりません。。マズい。。マズ過ぎる。。

すると、トモでアオチビキを捌いていたクルーが”これ食べて頑張れ”って。

ろくにランチも食べてなかったから、やたら美味しい。(υ´Д｀)

そして力を振り絞って、ラストポイントへ。

モハメッドのジャークを参考に全力でキャスト。すると奇跡的にぽぽこにバイトッッ。

何が何でも絶対にバラす訳にはいかない。相手はそこまでデカくないにせよ、船で完全フォロー体制。

緊張感漂う中、慎重に魚との距離を縮め無事にネットイン。

良かった―――ぁぁラストでボウズ回避

しかし私以上にクルーと相方が抱き合って喜んでるし・・・・。

必死でやっているのに何も釣れない私がよほど痛々しかったんだね・・・・

ともあれ、この日最後にキャッチしたGTは疲れも吹っ飛ぶほど嬉しい一本でした。

＊４日目＊最終日

３日間釣りしてきてようやく最終日といった感じです。もうすでに６日間くらい釣りしているような疲労感。それも今日で終わりです。

この日の天候はありがたい事に曇天と小雨が降りしきる中でのスタート。

しかしクルーいわく、モルディブでGTが釣れるのは晴天のベタ凪だと言う。（死ぬわッ）

それでも午前中に相方、ぽぽこ共にGTをキャッチ。

しかしその後はバイトも無く渋い状況が続き・・・・・

クルーに怒られる覚悟で休憩していると、再び頼もしいキャプテンとクルーがミヨシに参戦。

二人体制で相方をよそに、ぽぽこを完全サポート。

ほとんど”ブルゾンぽぽこwith B”状態。

そしてwith Bのうちの１人がGTを掛けて、ぽぽこにバトンタッチ。

そう、解ってる、自分で喰わせた訳じゃないけど、

釣り上げたGT３５ｌｂ

その後もwith Bが大活躍

そして、まんざらでもない自分・・・・・

だけど、自分で喰わせてる訳じゃないから心は満たされないんですよね。後になって罪悪感が押し寄せてくる。GTキャスティングの醍醐味と言ったら、あのバイトしてくる瞬間だから。

という事で、ブルゾンぽぽこwith B解散――――ッッ

（彼らは本数釣ってもらいたいから善意？と言うか苦肉の策でやってくれた事なんですけど。。）

残りの後半戦はシャローからドロップオフへのキャスト。一発大物狙い。

・・・・・・・・・・・・・・けど、そう簡単にBigOneには出会えず

パワーゲージが少ない中

渾身の力で相方、ぽぽこ共に釣ってようやく４日間の釣りが終わりました。

４日間やり切った事に”ビクトリ―――”

死ぬほど辛かったぁぁぁーーーー

結局最終日は１時間も延長してくれてました。とにかくやる気が凄すぎるGTフィッシャーズのメンバー。レジャー釣りで行こうとしたら間違いなく痛い目に遭いますし、GT船で言ったら軍を抜いてGTフィッシャーズはハードでスパルタです。改めて再確認しました。

けれども、おちゃめで人懐っこいクルーには幾度となく楽しませてもらえて

「シスター、ダイジョウブ？？？」

と言って常に密着してきたアフマッド。言葉が通じなくとも問題なし。いいヤツだった。

以上。

トータルサポートしてくれた彼らに感謝です。再びこのメンバーでGT釣りしたいです。

だけど、もう当分いい。。。。。

（もし次にモルディブへ行くとしたら、確実に南部エリアのGTです。）

～リゾートにて～

４日間の釣りを終えて、この日は一日リゾートで過ごしました。

相方が今回１本も膝乗せGTを釣っていない私に気を遣ってくれてか、

「もう一日釣りしてもいいんだよ・・・・」

と言ってくれたのですが、もう十分ッ完全に断るッ私はリゾートで過ごしたいッッ

いつも遠征に行っても釣りして帰ってくるだけだから、一日リゾートで自由に過ごせるのはとても新鮮。

野に放たれた子猿のように、好き放題やってきました。

まずは・・・・・・・

曇天だけども、パラセーリング

１０年ぶりの海水浴

自宅から持参してきたゴーグルを装着して海を散策。

もののビーチから５メートルくらいのところでも魚だらけ。リアルに感動～～

海を眺めながらのレストランでは、すぐ真下にベイトの群れ。

サメも集まってきてて夢中になって観察。

そして、昼から呑んで・・・・

夜も呑んで食べて・・・・

ディスコっぽいイベントにも参加して・・・・

久しぶりにリゾート満喫できました。

モルディブの最終日のぽぽこ、、、一番輝いていました。

ありがとう。モルディブ。

釣りでは思うようにGTも釣れず本当に辛かったけど・・・・

辛い事も３歩歩くと忘れてしまうタイプなので、、、また懲りずに行くと思います。

以上、2017モルディブ遠征でした。

モルディブ遠征・GTキャスティング～GTフィッシャーズにて～前編

ご無沙汰しております。

約２カ月ぶりの釣りとなる今回・・・・・・・堪らず釣りがしたくなって急遽モルディブへ。

モルディブへ行くのであれば、南部の魚影が濃いガ―フアリフ環礁と思っていたのですがGTフィッシャーズの拠点が首都マレへ戻ってきた為、今回は妥協。

それでも何だかんだ言って釣れるっしょぉぉぉ～期待を胸にいざモルディブへ。。

今回はマレ北部にある”バンドスアイランドリゾート”に宿泊。

総合的にファミリー層向けといった感じのリゾートです。

（一度宿泊してみたい水上コテージも、釣りで来ていると日中部屋でゆっくりする時間もないので、もったいなくて宿泊出来ません。。。釣りしに来てる訳だし。）

十分ッッ

広々したロビーに、

部屋はコテージタイプで天井も高く広々した感じ。

モルディブの老舗リゾートという事で古い感じはしましたが、清潔感はあります。

ベッドはツインが無く、イチャイチャお姫様ベット。。ハネムーンでもあるまいし・・・

＊１日目＊

AM８時ピックアップ。

今回２度目となるGTフィッシャーズは相変わらず時間に正確で集合時間の１０分前には沖でスタンバイ。

私達の姿を確認してから船をリゾートに乗り入れます。（長時間リゾート内の停泊不可な為）

メンバーは去年と変わらず、キャプテンのモハメッドとクルーの２人。

簡単な挨拶を済まし、いざGTポイントへ。

最初に姿を見せてくれたのは外道の２匹。

その後は幸先いいグッドサイズのGTを相方がキャッチ

ぽぽこも何発かGTバイトがあるものの、調子こいて必要以上のフッキングをしてバラし多発。弱い者には強い、強い者には弱い、悪い癖が出てしまいました。

「必要以上のフッキングを入れるなッッ」

と相方にド叱られて・・・・ようやく釣れました。

これくらいのサイズではキャプテン達からの膝乗せ許可は下りません。

女性だろうと関係ね～～ッッ

キッツいわぁぁぁ～GTフィッシャーズ。

相変わらず、休憩しようにもポイントに到着するやいなや

「GO――GO――GO――GO―ッッッ」

ってシャウトするし。。。。以前に増してドSに拍車がかかっている気がする。

こっちだって頑張りたいけど、あまりに過酷で暑過ぎる。

おまけにクーラーに入っている水は常温だし。。。。

今回はマレのお祭りだとかで、この先、お店が休みで氷は用意出来ないなんてアホな事言うし・・・・マジでぇぇ～

日本であれば氷なんてどこでも入手できるけど、モルディブでお祭りがあるともなれば話は別。お店もすべて閉まってしまう様で、何という有様・・・・。何という失態・・・。もうこの時点で心折れ折れ。

初日の釣果もボロボロ・・・・・この先、、、あと３日間もつのだろうか。

＊２日目＊

この日は朝から１時間もの移動。２５０馬力のエンジン２機掛け。

波があろうと直線距離優先で４０ノットのスピードで突き進むものだから、しがみついていないと振り落とされる勢いです。

ポイントに到着するころにはクタクタ。。。。。

それでも、空気を読まないヤツらはナブラを見つけるやいなや

「GO――GO――GO――ッッ」

ほとんど軍曹と兵士といった関係・・・・

「Yes、Sir！！！」

先陣をきってキャッチしたのは、ぽぽこ。

その後、軍曹に膝乗せを許されるGTを相方キャッチ。

体高があって丸々したGTでしたッ

ぽぽこも一緒に入れという指令でご一緒に・・・(*´ε｀ *)

その後はダブルキャッチ

奇跡なのか相方が釣り上げた魚は”ワロ－マス”というレアフィッシュらしく

”トップで釣れたのは初めてだ－”と、クルー達は大盛り上がり。

何が凄いのか解らないけど、一緒に記念撮影。

そんでもって、すぐさま捌かれるワロ―マス・・・・・。

（氷が無いので常温で放置。。）

基本GTフィッシャーズは、リーフエッジとナブラへのキャストでランガンスタイル。

美味しそうなナブラやコーナーでは私への遠慮や手加減一切なし。相方に根こそぎ持っていかれます。

そして最後に相方がGTを追加してフィニッシュとなりました。

この２日間、釣果はまったく上げて無い（私）にせよ本当に辛かった。。。

もっと外道のバイトもあるかと思いきや、まったく無しの沈黙時間が多かったです。

このままでは体力と気力が持つはずもない。

モルディブは環礁がバカみたいに点在しているのですが、移動時間もほぼ無し。

ポイント移動もフルスロットル。釣り時間８時間。休憩なし（したら怒られるし）ランチなし。

リゾートでランチBOXも用意してもらえないので朝食のバイキングのパンをくすねてくる有様。旅行代理店が言う、島に上陸してランチだなんて・・・嘘八百。（解ってた事だけど・・・）

キャプテンのモハメッドが、私達は２回目の乗船なので”リピータータイム”だと言って３０分延長してくれるのですが、嬉しいような、、、迷惑なような、、、

あまりにも休む時間がなくて・・・・

相方は

「地殻変動で半分くらいの環礁沈んでしまえッッ」

と吐き捨てる始末。

大波乱の前半戦でした。

が・・・・・後半戦、、、ある意味で状況変わります。

デジャブ？！石垣島・マグロゲーム～DEPTHSにて～

結局、行ってきちゃいました。

”先月からマグロの状況はあまり変わらない”

という事を出発５日前にKOBA船長から聞いていたのですが

予約入れてるし、他に行くところも無いし、もしかしたらッという淡い期待もあったので

一か八か・・・・あくまでも自己責任という事で石垣島へ、、、、、

そして案の定？！なのか・・・・？私に関しては何一ついい事はあらず。。。。

魚の写真も少ないので今回も記憶に残る部分だけUPしますね。

３日間オール南パヤオで勝負して、

一番盛り上がったのが初日の相方が釣った２５キロサイズ２本

（２本ともジギング）

しかもPE２号での慎重なやり取り、ランディングするまで緊張感がありました。

まずは１本キャッチ

先月と違ってトップにもキメジは出てくるものの、やはり大型となるとジギングが有効。

今回ばかりは私も釣果が欲しかったので、キャスティングはほどほどにジギングにも率先して挑戦したのですが、いくらロングジグをシャクろうともキメジかカツオばかりです。

喰ってくるのは相方だけ。しかもスロージグのフォール限定。

その後、ぽぽこもスロージグにチェンジするも時すでに遅し。チャンスタイムを逃しました。

まったく魚のやる気が無い中での相方２本キャッチ

大したもんです。

”あなたとは違うんですッッ”って元総理大臣っぽく言われても何も言い返せません。

相方から

「前回と同じ様な状況で同じ事やってたら釣れんぞッ」

と言われてましたが、ここまで見事に引き離されるとは・・・・

そして２日目。

トップでの反応が良かったので２人でキャスティング。

だけどやっぱり釣れるのは小型ばかり。それでもトップに出てくるのは良い傾向。

相方は割り切ってフックをバーブレスにしてカツオの１本釣り仕入れ部隊として精を出していたのですが、突如として相方のルアーに襲い掛かるガチなマグロの姿ッッ

ドラグが一気に引きずり出され

「本命ですよぉぉぉ――――ッッッ」

とKOBA船長が叫んだ直後にフックアウト・・・・・・

・・・・・・ま、しょうがないわね。

しかし、それにマグロのスイッチが入ったのか

続いてぽぽこのルアーにも激しい水柱

よしッ乗ったかッッッ？？

フッキングを入れようと身構えるも、直後にルアーをくわえて飛び立つカツオドリ。

バッカヤロ――――――ぉぉぉぉ

結局、今回の釣行で私が釣ったマグロの中で１番デカかったのは

トップで釣った両手で持ち上げれるサイズとなってしまいました。切ない。。。

３日目に関しては、ほぼ出船しなくても良かった様な・・・・

どこのパヤオに行ってもマグロが居ない。マグロもいなけりゃ本職の漁師の船さえいない状態。ドキドキ感の無い海ってやっぱり萎えますよ。(；´Д｀)

KOBA船長の魚探とソナーを駆使しても

「すっからかんですね～～～」

って事で早々に諦めて早上がりしました。PM２：３０には陸上がり。

（なので３日目の写真は１枚も無いのデス。。。。。）

実質２日間の釣果。

石垣島の仕入れ部隊としては十分な釣果です。

これにて、

2017石垣島の夏が終わりました・・・・・。

２年前のパヤオで釣れるマグロは８割がトップで、しかも３０～４０キロは普通に混じってきてた頃が遥か昔の事の様に思えます。また入って来てくれる事を切実に願います。

だけど、石垣島は大好きだぁぁぁぁ

釣り以外にも魅力的な飲食店もたくさんあるので新規開拓するのも楽しみの一つです。

～最後に～

今回行ったお店

◆ツル商店◆

シンガポール料理。少量の小皿料理が多いので色々な品数を注文できます。パクチー好きには堪らないお店。

◆虹之介◆

八重山の食材を使った創作居酒屋。メニューが豊富なうえ料理のクオリティーが高いです◎うちの近所にあったら毎週行きたいくらい♪感じのいい店員さんも好き。

◆日本酒バル　のの◆

１５種類くらいある日本酒の利き酒ができます。ぐい飲みグラス（×３）になみなみに注いでもらえてお値段¥１０００。酒の肴メニューも多々あり。鯖の燻製がレアで美味。普通に食事に行くのもあり！店主のこだわりを感じるお店。

そして外す事の出来ない・・・居酒屋　錦。

最終日は早上がりだったので、偶然開催していたオリオンビールフェスへ行ってから

居酒屋　錦へ。自分達の釣った魚を最高の調理方法で提供してくれます。

特にマグロのガーリックレアステーキと、マグロのテールの煮つけは超絶美味しいッ

その後は恒例の破壊力あるフルメンバーで３件はしご酒・・・・・。楽しかったな～～

（他の島へ行っても友達いないもんで、、、毎回合流してくれる石垣島のメンバーはリアルに大切な存在）

最後の方は記憶ないけども。。。

また記憶を取り戻しに今年の冬くらいに石垣島へ行こうと思います。