超級に楽しみにしていた石垣島・DEPTHSでの釣り。
3日間の釣行を組んでいたのですが先月同様、気象条件が悪く1日のみの出船となってしまいました。
心の動揺は隠しきれませんが、泣いても笑っても勝負は初日のみッッ
1ミリの悔いも残らない様、全力で挑んできました。
AM7:00出航
今回もゲストとしてEXTREME
の畠山さんが乗船。
まずは波照間へと向かい、GTからのスタートしたのですが、トップの反応が弱く、程なくしてジギングに移行。
最初のジギングポイントでは水深200m前後から。
「風は北西、外周から入っていきますッ・・・・・・・30までベイトで埋まりました―ッ」
と、いつものごとくKOBA船長の細かいアナウンスが耳をかすめ、想像を掻き立てられます。
前回のHITジグがメサイアだっただけに、この日も全員がメサイアを装備。
が、しかしこの日は前日よりも水温が3度も上がり、2枚潮。おまけに2、7ノットときた。。。。まるで川。。。
ラインはビシッと入っていくのですが、270gのジグでも着底感が弱い。
そんな悪戦苦闘する中、畠山さんがまずはイソマグロをキャッチ。
慣れた手つきでセルフ〆。
(今後の雲行きが怪しかったのでイソマグロも確実に写真に収めます)
その後、ロングジグを諦めフォールの波動系にチェンジしたところでぽぽこにもHIT。
と言っても、回収の最中に喰ってきただけなんですが・・・・
カンパチの引きでは無いブルブル感、、、、、これはもしやッ
ビンゴ――――ッッ
丸々した本ガツオ。嬉しい1本です。
その後、反応はあるもののジグには興味を示さない様子で、誰もがカンパチのスイッチを入れる事が出来ず、見切りの早いKOBA船長の一言で大移動。
「今回は波照って(波照間)、神って(神島)、ヨナりましょう」
という言葉。
最後のヨナりましょうというのは一瞬、ヨナラ水道(西表島と小浜島の間にある水道)だと思ったのですが、それが誤りだと気付くのに5秒も要しませんでした。
ヨナりましょう=与那国
DEPTHS・KOBA船長をご存じの方でしたら、(^▽^;)です。
しかし労力と時間を一切惜しまず、全力で魚とのコンタクトを提供してくれるKOBA船長に、尊敬かつ絶大なる信頼をおかずにはいられません。
それと同時に、今回1日のみの出船となるであろう私達に結果を出そうという意気込みをビシバシ感じました。
そしてさらに船を走らせる事、約1時間半。カンパチポイントに到着。
ここでの水深は260mから。
聞いただけでもクラッときますが、弱音も吐いてられないのでジグをそれなりに装備します。
ぽぽこ・・・SPYFIVE350g
畠山さん・・・メサイア(風)400g
相方・・・オーヴォ ?g
個々が思い思いのジグを使って挑んだ1投目にして全員カンパチキャッチ
一気に船中が慌ただしくなります。
全員でのカンパチショット――――――
普通に嬉しいのですが、、、隣に居た畠山さんに
「ブログ用の作り笑い」
と痛いところを突かれ、思わず爆笑。(※いつも心から湧き出る笑顔ですよッ)
そして、その後、、、
相方は自作ジグで、な、、なんとオナガダイ(アカマチ)をキャッチ
沖縄で釣れるアカジンに引けを取らない高級魚。パッと見、良く釣れるオオグチハマダイとよく似ているのですが、、、特徴は不自然なほどの尾びれの長さ。
それを見てKOBA船長は
「本物ですよぉぉ――――本物ですよぉぉぉぉぉ―――――」
とかなりの興奮気味。それだけジグで釣れるのは稀な事なんでしょうねッ
そして次の流しでジグをFBに変えた畠山さんに、これまでに無い引きの強い
ヤツがHITッッ
慎重に・・・・慎重にね・・・・・・全員が息を呑んで見守る中・・・・・・・・・
辛いのか、嬉しいのか、、、、意味不明の表情をする畠山さん。
傍から見ていてもサイズがいいのは明らかだった。
そして、上がってきたのは15キロはあるであろう立派なカンパチ
畠山さん、おめでとう――――――ッッッッよくぞ釣り上げてくれましたッ
(今後、ジギングで20キロのカンパチを釣り上げる希望が見えてきました。)
その後、ぽぽこも畠山さんが使っていたFBに便乗する形でカンパチキャッチ。畠山さんに関しては引き続き10キロ級キャッチ―――――
乗りに乗ってますッッッ
そしていざ勝負と思い、気合いを入れてFreg600gを使用したのですが、釣れたのはハガツオのみ。。。割に合わんです。。。。
その後、このままラストまでジギングを続行するのかと思いきや、KOBA船長の判断で急遽GTに変更。
帰りしなのポイントで最後にGTが釣れる事を信じ、キャストを続けます。
すると、、、、
水柱と同時に、ぽぽこのルアーをひったくっていくGTの姿
出たッッッ
甲高いドラグ音と共に、ラインは引きずり出され、緊張と興奮は極限状態。
幾度となくGTは釣り上げてきてはいるものの、この引きに慣れる事はありません。
久しぶりのGTファイトという事もあって、緊張し過ぎて体はロボットみたいにガチガチだし、、、、
それでもラフなロッドワークにならない様、細心の注意を払い、徐々に距離を縮めていき、銀鱗の姿が目に入ってきた時は何とも言えない高揚感・・・・
今年GT、やりましたッ
何度見ても、何度釣り上げても、この時の喜びは何物にも代えがたい。
やっぱり、GT釣りが大好きだ。。。
その後も、周りがうす暗くなるまでキャストを繰り返したのですが奇しくもタイムアップ。
港に着いたのがPM9:30。
燃え尽きました。全力出し切りました。
しかし、それ以上にKOBA船長に感謝です。時間を惜しまず海況の悪い中大移動、なおかつ的確なポイントに案内していただいて内容の濃い釣りができました。今回も本当にありがとうございました。
*2日目*
本来であればDEPTHSが出船できず、今回これにて終了だったのですが、
居ても立っても居られず、沖が駄目ならインリーフにしてみては・・・・
という事で急遽フラットボートに乗船しました。
お世話になったのは乗船するのが2度目となる”シーファイター”
軽い気持ちで、近場でGTを狙おうと思っていたのですが・・・
実際は、黒島、新城島、西表島のランガンででした。
船長の大竹さんは、思っていた以上に見切りが早く、
「え~~、ここには(GT)居らっしゃらないようです。」
と言うと、次から次へとポイントの移動。有難い。実に有難い事なのですが、、、
時化の中、フラットボートの移動となると想像以上に過酷なものです。
身を隠す場所も無いので、波はダイレクトに被り、バケツの水を被せられるかのごとく、
カッパを着ていてもずぶ濡れ状態。。。
この日は晴天だっただけに、気持ちが萎えます。。。
(カッパの防水テストでもここまで過酷では無いと思います。)
おまけに、波が船に打ち付ける衝撃も半端じゃ無いッッ。
ドカットを椅子替わりにしていた相方、、、、見事にドカットがひび割れました。
(耐荷重500㎏のドカット。。。相方の尻は象の尻疑惑)
そんな中、頑張ってキャストしていた相方にHIT――――――
がしかしカスミちゃん
それでも、何も釣れないよりいいよね~と言っていたのですが、、、、
完全に意気消沈の相方。
相方脱落。。。。
そうなると、勝負は付いた様なようなもの。
どれだけ時化ていようとも、ひたすらキャストし続けられるのがぽぽこの強みッ
ただ単にGTへの執着心が半端無いだけなんですが。。。。
釣れると思ったら釣れる!という事を信じてひたすらキャストッ
するとッッッ
最後のポイントで着水直後にGTバイトッ
っしゃぁぁぁぁぁぁ――――ッッGT最高――――――――ッッッ
小型ではありますが、諦めないで良かった。信じる者が救われました。
途中、こんな日に出船するんじゃ無かった・・・と精神的に疲弊していた自分もいたのですが、リスクも顧みず、果敢にポイントを攻めてくれた大竹船長に感謝です。
(当日、突然の申込みにも関わらず快く引き受けて下さりありがとうございました。)
以上、今回の2日間釣行、、、、、
ぽぽこGT2本で大満足の釣果
とは裏腹に、釣り自体は楽しんでいたものの、どこかでモヤモヤしたものを感じる相方。。。
後ろ髪を引かれるような気持ちで石垣空港へ行き、帰路の便を待っていると
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
中部国際空港から石垣島へ到着したばかりのFISHING KIN'G
伊藤さんと長谷川さんに遭遇。
笑顔の貴公子、伊藤さん。
翌日からのDEPTHSを控え、夢と希望に満ち溢れた笑顔を撒き散らしながら登場。
軽く困惑する私達。。。!(´Д`;)
眩しすぎますって・・・・・笑顔が過ぎますって・・・・・
海況も良くなり、3日間出船出来るであろう伊藤さん達、、、、、
”あ~~羨ましい。。”
”あ~~変わってほしい。。”
憧れと卑屈が入り混じり、複雑な心境で石垣島を後にするぽぽこ達でありました。