海の女王へ。子供のさかなからの質問 | 斉藤つうりのブログ 『ブッダプログラム』

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海の女王に子供の魚が質問をします。

 

「女王様。私は海という不思議な存在の話を聞いたのです。海というものがまったくわからない私にとって、それはほんとうに不可解なものでした」

 

海の女王は、にこにこして、子供の魚の話を聞いてます。

 

「ここは海のなかだと、その人はいうのです。けれど私にはその海という奴が見えないし、聞こえないし、感じることもできない。いったいどこに海というそれがあるのでしょう?見えないし、聞こえないし、感じないものは、ないことと同じではないでしょうか?私は海が本当にあるのかどうかを知りたいのです」

 

子供の魚はがんばって説明します。海の女王は、さらににこにこして聞いています。

 

「女王様。私は海というものをどうやれば知ることができるのでしょうか?」

 

海の女王はやさしく答えます。

 

「お前が言っていることはよくわかるよ。そしてとても大切な気づきだね。時に近すぎるものは感じることはできにくいものさ。でもね。安心していいんだよ。何しろお前は海そのものでもあるのだからね。もちろん海とは何かを知ろうとすることは大事さ。けれどね。すでにお前自身が海なんだ。お前は自分のことを魚だと思っている。けれどそれは物事のひとつの視点にすぎない。お前は魚であると同時に海でもあるんだよ。この言葉の意味がわかったときにきっとお前は海がもっと大好きになるにちがいないよ」

 

子供の魚はとても複雑な顔をします。

 

「なんだかわかったようなわからないような…。でもいつか私は海を見ることができるんですか?それを信じていればいいんですよね?」

 

海の女王はただにこにこしてうなづいています。

 

 

 

さて。

 

先週末はアカシックベーシッククラス四日間の今年二回目の開催でした。

 

アカシックレコードについての講座やワークを私が行い始めてから、すでに12年。

 

その間、私は様々なワークを自分自身でも試し、どのような方法が最も速やかにアカシックへとつながっている感覚をとらえるのか、参加者にとってどのようなテクニックが最適なのかという模索を続けてきました。

 

参加者は「これをすればアカシックによりつながることができる」というものを通常求めます。

 

けれど私はこの子供の魚と海の女王の話をいつも思い浮かべます。

 

アカシックレコードとは、人類の集合無意識の総体です。

 

私たちという個の意識は、アカシックレコードという海のなかの魚のようなもの。

 

自分が個である、という意識が強い時には、それが何を意味するのかよくわからないかもしれません。

 

けれど自分が全体である、という意識に開かれた時、アカシックレコードとはより大きな意味での自分自身なのだと気がつくことになります。

 

魚が海の現れであるように。海が魚として現れているように。

 

私たちひとりひとりはアカシックレコードのあらわれであり、アカシックレコードが私たちひとりひとりとしてあらわれている。

 

だからこそ私のクラスでは、何かを高めてリーディング能力を強める、というよりは、元々やっていたことに気がついていく、ああそういえば子供の頃はこういう感覚だったなということを思い出していく、というやり方をとります。

 

つまり「意識を高めて強める」のではなく、ある意味で言えば「意識を低めて弱める」ことによって、自分自身がアカシックレコードそのものであるということに気がついていくのです。

 

こう書くと、「低める・弱める」という言葉に抵抗を覚える人もいるでしょう。

 

けれどアカシックレコードは「獲得しよう」という意図で掴むことができるものではありません。

 

心からリラックスし、あらゆるこだわりがいったんあなたから自由になったときに、「ひらかれていくもの」といえます。

 

だからこそアカシックリーディングとは、特別なものだと思い込むことでますます遠ざかる。

 

まるで魚が海を見出そうとするようなものです。

 

アカシックとはあまりにも身近なものであって、私たちはその一部ですらある。

 

見出そうとすることをやめて、ただただひらかれたときに、ああなんだ、最初からここにあったんだ、と気がつく。

 

今回の四日間でも、40名近くの参加者とサポーターさんとこの「アカシックレコードという海のなかにいる」という感覚を深め、共有していきました。

 

アカシックの感触を掴み、自分自身の傾向性を知り、またグループでつながっていくときに、予想もつかない奇跡が展開していきます。

 

今回もワークのなかで、そんな一瞬の感覚を共有できる喜びを私自身深く感じていました。

 

参加者のみなさま。深い気づきの時間をありがとうございました。

 

サポーターの4名のみなさま。サポート本当にありがとう!!

 

またアンケートを送りましたので、ぜひどんなことでも書いてくださいませ。

 

私もしっかり読んでおります。

 

そして10月よりアカシックエキスパートクラス。

 

ベーシック卒業の皆さんのためのクラスです。

 

より幅広く深いアカシックの領域へと皆さんで入っていく旅をご一緒しましょう。

 

ハワイ カウアイ島にて

 

 

 

齊藤つうりスケジュール

 

 

●アカシックエキスパートクラス3ヶ月 10月24日開講!募集中

 

アカシックをあらゆる領域で活用するための3ヶ月プログラム

アカシックベーシック4日間を受講された専用の内容となっています。

 

https://www.buddha-program.com/post-6954/

 

 

●弥勒力クラス2020 10月17日開講 満席

 

次世代の仕事を生み出す4ヶ月クラス。

今回は18名限定プログラム

満席となりました。ただいまキャンセル待ち受付です。

https://www.buddha-program.com/school/miroku-power/

 

 

 

●齊藤つうり個人セッション

 

9月満席。10月受付開始。

ただいまオンラインセッションのみ受付中です。

 

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