神様と対話する自閉症の子 | 斉藤つうりのブログ 『ブッダプログラム』

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知的障害をもったお子さんを持つお母さんにぜひみていただきたい動画です。

私はこの動画をみて、泣きました。

私は20代前半にYMCAのボランティアリーダーとして知的障害をもつお子さんたちのケアに関わってきました。

その経験から気がついたこと。

「社会に適応できていると正常と言われ、適応でいないと障害と呼ばれる」ということであり、正常か障害かの境界線はただ単に社会に役にたつかどうか、だけということ。

そしてある意味では生きている全員、みんなどこかゆがんでいて、そのゆがみが社会向きかそうないかの違いだけなんだな…ということ。

当時、宙ぶらりんで、社会的な立場がまったくなかった私はむしろ、障害と呼ばれる症状を持つ子どもの方が自分と近いような気がしていました。

自分の鋭敏な感覚のために、世間の動きについていけずに、ひたすら自分自身の場所を探しつづける彼らには嘘がなく、その正直さとそれぞれの内面世界の豊かさに、大きく私は惹かれていました。

そして障害を持つお母さんとよくお話をしましたが、その苦しみはとても大きなものでした。

子どもが障害をもったということは、自分がどこか悪かったのではないかと、自分自身を責める刃が、親の内面の奥深くに突き刺さっているのです。

そして何よりも、世間から自分が責められること、そして理解が得られないことで、皆さんとても苦しんでいるように私には感じられました。

当時の私は、世間的なまなざしに苦しむお母さんたちにも深く共感するものがありました。

表立ってはもちろん社会はきちんとケアをしているように見えますし、様々な制度や保証は用意されていますが、人の内側にある「世間のまなざし」はまったく別です。

自分の子どもに何かの可能性を見いだしたいとおもっていても、世間的なまなざしから、自分をつい責め続けてしまう…。

「ちゃんとしなきゃ」という逃れられない苦しみ。

そこから人がどうやって自由になれるのかということは、いまも私がずっと行っている活動の中心的なテーマですが、いま思えば、この障害を持つお子さんたちとの関わりから、明確になったことといえます。

少し前置きがながくなりましたが、そんな経緯で私は障害をもつお子さんと、お母さんに関して大きな関心があります。

この動画の講演のときに、私は客席にいて、このお話をしているなみちゃんのパワフルさに感動して泣きました。

「状況は変わらなくても、受け取り方でこころの自由はいつでも得る事ができる」

自分で自分がそうなっていくには、このなみちゃんのように、
「これでいく!」という覚悟が必要なんだと本当におもいます。

なんというか、そのなみちゃんの覚悟に、私は泣きました。

人ってすごいなぁ…と。

長く書いてしまいましたが、

それではどうぞごらんくださいませ。

以下、なみちゃんこと三石菜美子さんの紹介文です。

私は自閉症とよばれる症状をもった子を授かり、育てていくなかで、悩み、苦しみ、相手と自分を責め続けてきました。そしてガンを体験しました。
けれどいま私は、本当に心からの幸せを得ることができています。
自分自身がなぜ悩んでいたのか?
私は「こうでなければならない」という高い理想に苦しんでいたのです。私が自分自身の心を深く見つめ、気付きを得て、とらわれから心がどんどん自由になっていくなかで、私の子供は、私を導いてくれるかけがえのない先生へと変わっていったのです。
この私が体験したことを、いま自閉症と呼ばれる症状をもった子と、どうやってつきあっていけばよいのかと迷うお母さんたちに、伝えることで、何か役にたてることがあるのではないかと考えるようになりました。
そうして思いついたのが、小冊子に自分の体験をまとめ、それを皆さんにお伝えすることでした。

小冊子>✡美しの龍 神様と対話する自閉症の息子との日々 お母さんの心が自由に楽になるコツ✡
http://p.booklog.jp/book/110620/read

そして私は『お母さんを元気にする会』をスタートさせることにしました。
会の最初の活動として、ブログ立ち上げと、小冊子の内容一部をお話しした動画をYouTubeへアップしました。

動画> 神様と対話する自閉症の息子との日々 お母さんの心が自由に楽になるコツ
https://youtu.be/s8lyszlM618

この小冊子を手にとっていただいた方、動画を見ていただいた方で、私の考えにご賛同いただける方は、同じく苦しんで悩んでいるお母さん方へ情報をお伝えいただけましたら大変うれしく思います。

心のありようが変われば、
現実のとらえ方は本当に変わるのです!