家系の血脈の中心にある「祖霊」の意識とつながり、家系の葛藤を解放する | 斉藤つうりのブログ 『ブッダプログラム』

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家系の血脈の中心にある「祖霊」の意識とつながり、家系の葛藤を解放することについて

 

個人が意識を拡大させ、あるポイントまで到達し、「覚醒」を迎える時、直系前後7代が自己覚知するという影響を血脈のなかに及ぼします。

その際、その前後7代が持つ葛藤にまつわる、大きなトラウマや後悔などは同時に解放されます。

しかし覚醒のプロセスを迎える以前でも、「祖霊」の意識は個人とつながり続け、個人が葛藤を解放するとき、同時に家系の持つ葛藤も解放していくのです。

このことに意識的になることは非常に重要です。


なぜなら私たちの「こうしたい」という想いの内側には先祖たちの想いが同時に含まれている可能性があるからです。

たとえば、ある女性が「実家から離れて自立したい」という衝動を持っていたとします。

そしてその家は男性優位の家柄で、その家の女性たちは、代々その立場を低いものとして扱われていたとします。

するとその女性の「自立したい」という欲求の裏側には、先祖の女性たちが持つ「一人で自由に生きたいけど、実際の暮らしや周りからの批判が恐ろしい」という強烈な葛藤が存在する場合があるのです。

この場合のように、先祖たちが持つ大きな葛藤を基に、個人が似たような葛藤を抱えるようになった時、先祖たちの想いは、後押しではなく、物事を先に進ませることができない「ブロック」となる場合がほとんどです。

そして実際には自立したいけど、経済的な事情などにより不可能な状況を作り出すことになり、一度家から出るものの、また戻ってくるといったことを繰り返す場合があります。

もしこの女性が、自分の「自立したい」という衝動の裏側に、先祖たちの葛藤があることに気がつき、「単純に家から離れる」というやり方だけではなく、「本当の自主独立とはどのようなものか」という視点を持ち、個人としての成長と、精神的な自立へとその衝動を発展させることができたのなら、真の意味で先祖たちは解放を迎えることとなります。

なぜなら先祖の女性たちが真に望んでいたのは、自主独立した人間として生きることであったからです。



個人の霊的な成長には様々なアプロ-チがありますが、もしも私たちが意識を拡大させ、自らの過去世など時間軸を超えた領域の葛藤を解放しようとするとき、この例のように、もう一つの側面として肉体意識の深い領域に潜む先祖たちの想いもそこにあることに気がつくでしょう。

このことに意識的になり、個人が家系の中心である「祖霊」とつながり、その意識の流れと、向かう方向を認識するとき、先祖たちはブロックとしてではなく、強力な後押しとして個人をサポートする存在へと変わるのです。

しかしここで逆転した発想を持つ人達がいます。

つまり「先祖たちのために何かをやらなければならないのではないか?葛藤を解放してあげなければならないのではないか?」という発想です。

この考え方は間違っています。

このプロセスはあくまでも、個人が葛藤から自由になっていくなかで、結果的に先祖たちにもたらされる恩恵としての供養なのです。

あくまでも大切なのは、あなたが生きている今の人生であって、彼らの過去の人生や想いではないのです。


-ブッダプログラム先祖供養WS テキストより-


7月4日 10時-18時


「ブッダプログラム 先祖供養WS」



このワークショップは

①あなたの家系の流れとブロックを認識し

②先祖たちの総体である「祖霊」が、何を望んでいるかを知り

➂「祖霊」とつながり、エネルギーの滞りを解き放ち、生きる力として使っていく

という一日です。


● 7月4日 ブッダプログラム 先祖供養ワークショップ

僧侶として、先祖供養の本質とその大いなる力についてお伝えし、家系のブロックを解放し、家系の意識の中点である「祖霊」とつながるためのワークを行います。

詳細はこちら