たまらなく愛おしい。 どんなものも、移り、流れ、変化していく。 花たちを見ていると、本当にそう感じる。 彼らは何の迷いもなく咲き、あっという間に散っていく。 ただ人間だけが、必死に、変わるまい変わるまいと抵抗を続ける。きっと花たちはそんな人間がたまらなく愛おしい。だからこそ、ますます美しく、自らの姿を輝かせ、散っていく姿を見せてくれる。そうして愚かな私たちに悟りの本質を教えてくれる。変わることこそ、命そのものであることを。 撮影場所:河口湖