カウアイ島の帰りの飛行機で、この映画『クラウドアトラス』を見ました。
少しだけネタばれがありますが、たぶん映画を見ていない人が読んでもわからないと思うので、見る前に読んでも問題はないかと思います(^_^;
すべては同時に起こっており、直線的な時間は実際には存在していないという、円環・トーラスの視点をうまく表した映画です。
芸術がこういった概念を見事に表すことはありますが、映画というジャンルで円環・トーラスの視点に真正面から取り組んだ初の試みだと思います。
以下、クラウドアトラスより
恐怖 信念 愛
人生を決定づける様々な出来事
それは私たちが生まれる前に始まっていて
死んだ後も続くのだ
死 生命 誕生
私たちはつながりあっている
他の人々と 過去や 未来にも
ひとつの罪が
ひとつの善行が
新たな未来を生む
以上
アカシックレコードの概念を説明する上でも、この映画はなかなかいいポイントをついています。
個人的に面白かったのは、役者が六つのストーリーそれぞれでまったく別の役を演じていること。
私はアカシックレコードでの転生のお話をするときに『私たちは人数のすくない、どさ回り演劇座』という表現を使います。
小さな演劇座は舞台を変え、役柄を変え、同じような人たちが別の役を演じますよね。
あ…!あの人、前はお父さん役だった人が、今回は悪役やっている!みたいな…。
私たちの魂の旅もまったく同じ。
似たような波長をもつ魂たちが、繰り返し、時代を変え、国を変え、様々な役柄を受け持ち、同じようなイベントを体験し続けます。
そして繰り返されるイベントのなかで、どのようなレスポンスをとることができるか…ということを常に体験し続ける。
そのあたりがうまく描かれていました。
実はこの映画、一度見ただけでは配役がよくわからない場面があって、飛行機のなかで続けて二回みました(おかげで頭がいたくなった…(笑))。
この映画、二度見ることをおすすめします。
あ~!この人、ここでも!みたいのが、二度目にわりと発見があります。
個人的には批評家を突き落とす暴力作家がトムハンクスだったのは一度目では気づかなかった…。
首狩り族(?)にヒューグラントがいたことも…(^_^;
あとは、時系列的にはスタートの物語で、白人が黒人を支配してい場面から、時系列に最後の物語では黒人が文化的に優位にたち、白人たちが原始に戻ってしまっているところなどもアメリカ人たちが無意識のうちに抱えている支配民族としてのカルマを表現している面白いポイント。
ただ残念なところもあります。
六つのストーリーひとつひとつを見てみると、いささか浅いのです。
どこかで聞いたようなストーリーが多い。
また『戦い』をベースにしているところが、やっぱりハリウッド。
原作の本を私は読んでいませんが、実際の魂がカルマを乗り越えていく時には、現状と戦うではなく、むしろ戦いをやめ、現状を『すべてを受け入れていく・味わい尽くす』ということが鍵となります。
このあたりは、日本の転生もので有名な『僕の地球を守って』あたりでは、うまく描かれていますよね。
映画になるとどうしても個人的な領域を超えて、より大衆アピールが必要なので興行的にはこのあたりのラインが限界なのかな…。
何はともあれ、この映画はなかなか挑戦的で久々にわくわくしました。
ぜひごらんアレ~~(^_^)/~~
少しだけネタばれがありますが、たぶん映画を見ていない人が読んでもわからないと思うので、見る前に読んでも問題はないかと思います(^_^;
すべては同時に起こっており、直線的な時間は実際には存在していないという、円環・トーラスの視点をうまく表した映画です。
芸術がこういった概念を見事に表すことはありますが、映画というジャンルで円環・トーラスの視点に真正面から取り組んだ初の試みだと思います。
以下、クラウドアトラスより
恐怖 信念 愛
人生を決定づける様々な出来事
それは私たちが生まれる前に始まっていて
死んだ後も続くのだ
死 生命 誕生
私たちはつながりあっている
他の人々と 過去や 未来にも
ひとつの罪が
ひとつの善行が
新たな未来を生む
以上
アカシックレコードの概念を説明する上でも、この映画はなかなかいいポイントをついています。
個人的に面白かったのは、役者が六つのストーリーそれぞれでまったく別の役を演じていること。
私はアカシックレコードでの転生のお話をするときに『私たちは人数のすくない、どさ回り演劇座』という表現を使います。
小さな演劇座は舞台を変え、役柄を変え、同じような人たちが別の役を演じますよね。
あ…!あの人、前はお父さん役だった人が、今回は悪役やっている!みたいな…。
私たちの魂の旅もまったく同じ。
似たような波長をもつ魂たちが、繰り返し、時代を変え、国を変え、様々な役柄を受け持ち、同じようなイベントを体験し続けます。
そして繰り返されるイベントのなかで、どのようなレスポンスをとることができるか…ということを常に体験し続ける。
そのあたりがうまく描かれていました。
実はこの映画、一度見ただけでは配役がよくわからない場面があって、飛行機のなかで続けて二回みました(おかげで頭がいたくなった…(笑))。
この映画、二度見ることをおすすめします。
あ~!この人、ここでも!みたいのが、二度目にわりと発見があります。
個人的には批評家を突き落とす暴力作家がトムハンクスだったのは一度目では気づかなかった…。
首狩り族(?)にヒューグラントがいたことも…(^_^;
あとは、時系列的にはスタートの物語で、白人が黒人を支配してい場面から、時系列に最後の物語では黒人が文化的に優位にたち、白人たちが原始に戻ってしまっているところなどもアメリカ人たちが無意識のうちに抱えている支配民族としてのカルマを表現している面白いポイント。
ただ残念なところもあります。
六つのストーリーひとつひとつを見てみると、いささか浅いのです。
どこかで聞いたようなストーリーが多い。
また『戦い』をベースにしているところが、やっぱりハリウッド。
原作の本を私は読んでいませんが、実際の魂がカルマを乗り越えていく時には、現状と戦うではなく、むしろ戦いをやめ、現状を『すべてを受け入れていく・味わい尽くす』ということが鍵となります。
このあたりは、日本の転生もので有名な『僕の地球を守って』あたりでは、うまく描かれていますよね。
映画になるとどうしても個人的な領域を超えて、より大衆アピールが必要なので興行的にはこのあたりのラインが限界なのかな…。
何はともあれ、この映画はなかなか挑戦的で久々にわくわくしました。
ぜひごらんアレ~~(^_^)/~~