◆元三大師関連寺院 (1)東叡山 寛永寺 No.3 |       慈しみに恵まれて~豆々朗師のオモシロ寺社巡り~       

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 決して熱心な宗教の信者ではありません。
 ただ寺社で目につく面白い事物をコレクションしてきました。 

◆元三大師関連寺院

(1)東叡山 寛永寺 No.3

開山堂 両大師 公式ホームページ (kaneiji.jp)


それでは護符以外のグッズ(授与品)をご紹介しましょう。


寛永寺両大師に角大師の布製お守りはないと思いますが、正式に何と命名されているのかわかりませんが、木札の厚いお守りを授与して頂くことが出来ます。
 

 

(寛永寺お守り(表))・(寛永寺お守り(裏))

 

これは桐の家具のような木肌で、丸みを帯びて手に納まり易く、

浮き出した角大師のお姿を触っていると心地良くなる見事な一品です。

 

掌に納まる大きさで、私は毎日摩るのが習慣になりました。
 

次にキーホルダーの類でしょうか、小さな鈴と五色紐の飾りがついています。


 

(寛永寺キーホルター(表))・(寛永寺キーホルダー(裏))
 

この五色とは、青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)で、古代中国の陰陽五行説に基づき、

寺院本堂の幕だけではなく神社でも祭器の一部に使われています。
 

仏教では五色それぞれを仏陀の身体に見立てていて、教えとして各色に意味を持たせているようです。
 

次は2種類の色違いストラップです。

 

 

(寛永寺ストラップ2種(表))・(寛永寺ストラップ2種(裏))
 

角大師は厄除祈願という性質上、お守りのような身につけるグッズが多くの天台寺院で授与されています。
 

時代の流れでしょうか、私が奉拝した天台寺院では、角大師お守りより角大師ストラップの方が主流であるのが実情です。
 

黒の下地に彫金されたスタイルが一般的ですが、寛永寺両大師には木地に素掘りのバリエーションも授与されています。
 

私も実際に10個ほどのストラップをまとめてスマホにつけていたのですが、鞄から取り出す度にガチャガチャ音がして電車の中ではちょっと恥ずかしい思いをしました。

 

次は、「寛永寺No.2」でご紹介すべきでしたが、縦8.5㎝、横5.5㎝の小さな護符です。
 

   

     (寛永寺護符(小))

 

中に角大師のお姿が透けて見えるのですが、財布などへ入れておく護符の類であろうと思われます。
 

お守りの最後は、2023年1月3日に両大師へお参りした時に初めて見つけたものです。
 

 

(寛永寺御姿守(表))・(寛永寺御姿守(裏))・

 

 

(寛永寺御姿守(説明書き))

 

新しい授与品か復刻品であるか聞くのを忘れましたが、寛永寺の三つ葉葵がついた立派なつくりとなっています。
 

中は天然木に浮き上がる角大師がおり、「慈恵大師 良源大僧正」と記されています。
 

厨子はスタンド式の厚紙で出来ていますが、観音扉で開く凝ったつくりで、会社の机の上に置きたくなる珍品です。
 

いや、置いたら誰も口を利いてくれなくなると思いますが・・
 

こんな画期的な角大師グッズは、私が巡った限りでは他に見たことがありません。
 

やるなあ・・寛永寺両大師。