母のこと | しあわせのかたち ~つんとみんなのきろく~

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2012年8月、我が家に次男つんくん(ダウン症)がやってきました。
つんくんが我が家にやってきたのをきっかけに心に溢れていた色んなことを「書きたい!」と思い始めました。
一度きりの人生、みんなが「しあわせ」と思って生きられますように…


 

今年はもう、ものすごくめまぐるしい年で、

 

 

年明けに母が倒れ…



(今も眠り続けています。)

 

 

夏に父がずっと入院、

 

 

その間につんくんはコロナにかかり、

 

 

自分も、いろんな体調不良が出ちゃって



(更年期?)

 

 

生きてるだけでせいいっぱい…



だったのですが、

 

 

やっと最近普通に



息ができるようになりました。

 

 

 

そうなってみると、



やっぱり心にぽっかり穴が…

 

 

 

 

母がいないからです。

 

 

 

コロナ禍の入院は、面会もままならなくて、

 

 

年明けに倒れてから、



母の顔を見れたのは3回だけ。

 

 

同じマンションに住んでいたので、

 

 

会ったり話せるのは



当たり前だと思っていたので、

 

 

ある日突然その存在がなくなってしまって、

 

 

文字通り、心にぽっかり穴が…

 

 

 

でも、物理的に会うことができないので、

 

 

毎日の中で、結構忘れてしまったりして、

 

 

申し訳ないな~と思いつつ、

 

 

母だったら



「それでいいのよ」って言う気がする。

 

 

私のことは気にせず、

 

 

毎日をしっかり生きなさいって言うと思う。

 

 

でも、忘れちゃいけないので、

 

 

最近思っていることを



書いておこうと思います。

 

 




 

芸能人や著名人の方って、

 

 

生きてるときはもちろんだけど、

 

 

亡くなると、伝説になる気がする。

 

 

生きてるときは、人間だから色々あっても、

 

 

亡くなると、色々はまぁよしってなって、

 

 

素晴らしい功績や武勇伝が残る。

 

 

伝説になる。

 

 

 

一般人でもそういうところはあると思う。

 

 

たとえとして適切かはわからないけど、

 

 

人生ゲームに例えて考えてみたりした。

 

 

人生ゲームって、ゴールすると、

 

 

決算がある。

 

 

人生の中で得た資産や負債を計算して、

 

 

最終的な金額で、勝ち負けを競う。

 

 

人生は勝ち負けじゃないし、

 

 

実際の人生は



最終的な資産で決まるわけではないけど、

 

 

生きてきた中で、したこと言ったこと、

 

 

いいこと、悪いこと、全てひっくるめて、

 

 

その人の人生が終わった時点で、

 

 

周りの人の中にどういう想いが残るか、

 

 

それがその人の生きた結果なんじゃないだろうか。

 

 

「人の想いこそが永遠」と、

 

 

鬼滅の刃の御館様も言っていたな。

 

 

もう会えないってなったときに、

 

 

もっと会いたかった、もっと話したかった、

 

 

ありがとうでいっぱい!!

 

 

ってなったら、人生の収支はプラスで、

 

 

もし自分が死んじゃっても、

 

 

その人の心の中で永遠に生きるんだ。

 

 

 

私の知る限り、

 

 

いいことなんて



一つもしてこなかった親類がいました。

 

 

近年亡くなられたのですが、

 

 

不思議なくらい、なんの感情もわかなかった。

 

 

自殺?他殺?か



分からないような最後だったらしいけど、

 

 

ふ~ん、ってしか思わなかった。

 

 

むしろ、してきたことの報いだよな



って感じた。

 

 

たぶん、周りの人のほとんどが



そういう気持ち。

 

 

人生の収支、おそろしくマイナスの人。

 

 

 

 

母は、生きているけど、

 

 

たぶんもうお話とかはできない。

 

 

そうなってみて、母のことを思い出すと、

 

 

不思議といいことしか思い出せない。

 

 

人間だから、生きてるときには色々あったし、

 

 

毒舌だったから、厳しいことも



たくさん言われたけど、

 

 

全部「愛」があったからなんだなって思う。

 

 

そう思いたいのかもしれないけど。

 

 

すごく心配性で、自分に対してもそうだけど、

 

 

同じくらい周りの人も心配してくれる人で、

 

 

私のことも、私の子供のことも、

 

 

心から心配してくれていました。

 

 

夫はそういう気持ちのない人だったので、

 

 

私のことを、たくさん心配して



気遣ってくれるのって

 

 

ずっと母だけだったので、

 

 

つい甘えて、



たくさん話を聞いてもらっていました。

 

 

つんくんが生まれたあと、



私がどん底に落ちてる時も、

 

 

こまめに様子を見に来てくれて、

 

 

ちゃんと食べてないことを気にして、

 

 

お昼買ってきてくれたり、



おかずを持ってきてくれたり。

 

 

あの時期、母だけが私を助けてくれました。

 

 

つんくんがダウン症だと分かったあとも、

 

 

大丈夫、みんなで育てよう、

 

 

きっと、何かができる子になるよと



言ってくれて、

 

 

ほんとうに救われました。

 

 

 

 

あ~、こういうの、



書き出したらきりがなさそう!

 

 

とにかく、人に対して愛がある人でした。

 

 

そして、自分に対しても他人に対しても

 

 

厳しいストイックな人でした。

 

 

にいにいも、夏休みの宿題の作文に、

 

 

「尊敬する人」として、



私の母のことを書いていました。

 

 

自分にも人にも厳しい人です、



と書いていました。

 

 

 

とりとめなくなってきました。

 

 

でも、こうやって思い出して書いておくことが

 

 

母を忘れないためにも大事だし、

 

 

気持ちの整理にもなるので、

 

 

少しずつ書いていきたいなと思います。

 

 

 

毎日のなんてないこと、楽しいこととかは、

 

 

この気持ちが片付いてからなら、書けるかな…

 

 

 

 

 

今日は、つんくんの学校祭です。

 

 

ほんと、一年で一番大きな行事ですが、

 

 

コロナの影響で、たった10分のステージです。

 

 

で、それを見たらすぐに帰らされますびっくり

 

 

 

母のぶんも、しっかり見てこないと!

 

 

つんくん、今年は忍者になるらしいです。

 

 

楽しみです。

 

 

 




 

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