3月中旬から4月の初めまで、2年ぶりにバリ島ギリ島に行った。

3月31日はバリ島のサカ暦の新年ニュピにあたる。ニュピの前日まで様々な儀式があり、前日のオゴオゴで最高潮に盛り上がり、31日当日は一切外出禁止で室内で静かにお祈りをしながら新年を迎える。

地域ごとに工夫を凝らし、オゴオゴと呼ばれる大きな鬼を作成する。








ニュピの前日、正装してお供え物を持って寺院に集まる人々。悪霊をお払いする儀式らしい。





前日の夕方5時ごろから各地域のオゴオゴがウブドモンキーフォレストのサッカー場に続々と集まってくる。





子ども神輿も



集まったオゴオゴは、順番に王宮前の交差点まで練り歩き、王宮前でそれぞれ出し物(たぶんオゴオゴにちなんだ演劇。すごい人出であまり見えなかったが、気合の入ったノリノリのガムラン演奏が素晴らしかった。)

出し物の出演者たち



各家庭から追い払われた悪霊がオゴオゴに乗り移るので、最終的にオゴオゴは焼かれるらしい。華やかな催しは9時過ぎに終わり、潮が引くように人々が家路に着く。

そして翌日は観光客も含め外出禁止。観光客は前日に食料を買い込んだり、宿に3食とも作ってもらったりする。

Wifiも弱く、できることは限られているので、iPadでダウンロードしてあった小説を読んで静かに過ごした。


今年は桜の開花が少し早めだったが、何とかバリ島からの帰国が間に合って、連日美しい桜を楽しむことができた。

高校の時の友人と千鳥が淵と皇居の桜見物。3年ぶりに会って楽しいランチ。





足腰の弱った母のお供で、三島大社身延山久遠寺の桜を見るツアーに参加。しだれ桜が満開だった。

好天に恵まれ、車窓からは富士山を様々な角度から楽しむことができた。




鰻のランチ



三島大社の桜






名物の福太郎餅




身延山久遠寺はしだれ桜が有名。ソメイヨシノよりピンク色が濃く愛らしい。











遠くまで出かけなくても、毎日通る家の近くの桜並木の花の移り変わりを見ることができる。今は散った花びらが川を流れていく。


海外から戻るたびに、折々の季節の花に迎えられ、本当に日本の自然は優しく美しいと感動を新たにする。

随分前になるが、チュニジアでサハラ砂漠までラクダで行き、テント泊するツアーに参加したことがある。昼間の焦げるような強烈な日差し、夜の凍える寒さ、360度の夕焼けと星空と朝日の壮大さ、踏み跡を一瞬で消してしまうさらさらの砂、生モノが腐らず風化してしまう乾燥度合など、日本の自然との大きな違いに心を打たれた。

こういう圧倒的な自然の中ではイスラム教のような一神教がふさわしく、日本のやさしい自然の中では八百万の神が息づくのだな、と納得した。
15日目

台湾最後の1日は、台北にしては珍しい晴れの予報。

午前中に忠列祠で衛兵の交代式を見て、前回お休みだった養生スープの店正一堂生養膳食坊でランチの後、前回行きそびれた基隆山に行くことにした。

忠烈祠に行くときに道に迷い、印象的な出会いがあった。道を尋ねた87歳のおじいさんが、日本語が堪能で、いろいろ興味深い話を聞かせてくれた。



*本名はだが、日本統治時代は松村だった。今でも大和魂を持っている。

*小学校で日本語を習った。日本に招待され、最初に食べたお弁当の美味しさと、サクラクレパスの社員が付き添っていろいろな場所に連れて行ってくれ、最後に一人に一箱クレパスをくれたことが忘れられない。

*日本空軍の兵士として米軍と戦い、撃ち落とされそうになったが生き残り、終戦後、敵として戦ったアメリカに留学することとなった。

*成人後日本に技術研修に行った。その際もいろいろ優遇された。当時台湾にはなかったストリップがあって楽しみだった。

*国民党の政治は酷く、228事件の前後では知識人が多数殺された。自分も山へ逃げていなければ殺されていた。しかし、現在では歴史が改ざんされている。

去年大腸がんの手術をされたそうだが、今は元気で公園を毎日歩いているとのこと。

台湾の歴史をご自身の身をもって体験された蔡さんのような方が減ってきてしまうと、これから歴史がどのように語り継がれていくのか不安がある。ご長命を祈らずにいられない。

忠烈祠の交代式








正一堂養生膳食坊のランチ。体が芯からあったまる。五穀ご飯もとてもおいしい。










基隆山は九分の先にあり、30分くらいで登れる山。海と九分の街の展望が素晴らしい。



小さい家に見えるのは立派なお墓



夜の九分の雰囲気を味わいたいと思ったが、あまりの人の多さに断念した。

芋団子の行列ができる美味しい店。小さい店だが奥に展望のいい席がある。



裏では大量のサツマイモの皮を剥いている。

14日目

台中から台北を通り過ぎて基隆まで電車で移動し、基隆からバスに乗って野柳地質公園に行った。

この公園の存在は昨日まで知らなかったのだが、他の人のブログに出ていて興味を持ち急遽予定を変更した。

海岸沿いの海と風で浸食された岩の形が面白い。




ロウソク岩





左に見えるのがサンダル、右下に地球儀







団体客も多く、一番人気の女王の頭の形の岩の前には列ができていて、一番いい角度まで行けなかった。




野柳地区は、もともとは静かな漁港だったようだが、ここ数年公園が有名になって多くの人が訪れるようになったようだ。


11日目

この日は埔里ポタリング。


埔里は台湾の中心に位置しているらしい。

地理中心碑。ここで日本人の団体さんに遭遇。




地理中心の公園は遊歩道で虎頭山に登れるようになっていて、山の上が本当の中心地らしい。軽トラのカラオケ屋が出ている。







埔里は水がきれいなことで有名で、マコモダケの産地らしい。マコモダケはイネ科の植物だが茎の芯の部分が筍のような味がするらしい。








地理中心の先にある鯉魚池。静かでいい所だった。




鯉に乗った観音像





壮麗な建造物。慈母廟というお寺。




遍路のような服装の参拝者





埔里ではマコモダケが食べられる店を探したが見つからず、行列のできていた火鍋屋に入る。100元前後で飲み物、ご飯付きで、具とスープの組み合わせが選べ、とてもおいしかった。行列が出来るにはわけがあるね、と納得。