こんにちは、ふじおです。

3月16日に愛知県にあるジブリパークで起こったニュースが聞こえてきました。

それは犬盲導犬を連れて猫ネコバスバスに乗車しようとした利用者が、安全性を担保できないとして乗車拒否されたというもの。何とも残念なニュースです。

その後、その利用者から苦情が寄せられ、運行事業者が福祉関係者に確認し、「利用者に車両の特徴を説明した上で、乗るかどうかを利用者本人に判断してもらう」ように運用を変更したと発表されました。

4月16日におじいちゃん大村愛知県知事から「(乗車を断られた利用者には)おわび申し上げたい。大いに反省し、すべての皆さんに楽しんでいただくことが必要だと思っている」と謝罪のコメントが出されました。

 

当時対応したスタッフにしてみれば、バスバスにはドアが無く、犬盲導犬が急に走ったりパニックになったりして利用者に怪我があった大変滝汗ということから、已むなく乗車を断ったというのが本音でしょう。

 

ここで考えておかなければいけないのが、いろんな利用者がいるということ。

老若男女はもちろん、障害者だって乗りたいびっくりマーク

障害者によって障害の種類も異なるし、利用時の状況も異なります。

ポイントは、運用前にそうした多様な利用者をどこまで想定していたかということ。

特に障害者については、障害の種類によって対応が異なるため、福祉や関係の障害者団体などに意見を求めるなどの対処をしていたか、それに基づいてマニュアルを作成し、スタッフを研修メモしていたかということです。

 

4/7のブログでも書きましたが、今年度4月から障害者差別解消法が改正・施行されました。

こうした民間の事業者は、合理的配慮を行う義務が発生します。

注意努力義務ではありません!

運用する前に、こうした協議をしておかなければならないでしょう。

対岸の火事炎ではありません。

今回のケースを教訓として、他の民間事業者も再度業務を検証してみる必要があると思います。