こんにちは、ふじおです。

2月1日(土)、岡山かなりや学園からお誘いを受けて保護者研修会に参加してきました。

2月4日のブログで予告しましたが、参加から1週間経ち、遅くなってしまいましたがお願い報告します。

かなりやの研修会に呼ばれたのは、今回で2回目です。

1回目は昨年8月に行われた在園児の保護者対象の研修会でした。

1回目は講演形式でしたが、2回目は座談形式で、卒園児の小学1・2年生の保護者を対象にした研修会でした。

私と同じく講師で呼ばれたTさんとそのお子さんのMさん(岡山中央中学校1年生)、そして6人のお母さんお母さんが輪になって、和やかな雰囲気で始まりました。

6人のお母さんのお子さんは、学校 岡山中央小学校の難聴学級に所属が3人、倉敷の老松小学校難聴学級に所属が1人、岡山市内の小学校の普通学級に通っているのが2人です。

研修会では、小学校の難聴学級のこと、普通学級のこと、いずれ進学する中学校選びのことなどの話を2時間にわたってしましたキラキラ

その中で、特に印象に残ったのは、家庭における“お父さんお父さん”の存在です。

往々にして子育てや子どもの小学校のことは、お母さんに任せている家庭が多いようでした。

お母さんの中には子育てをする代わりに、家事の一部をお父さんにお願いする方もおられました。

でも、お父さんのする家事に対する不満、子育てに参加しない不満の声がありました。

お母さんたちのお話を聴いて、私は次のように思いました。

私が子どもの頃と違って、参観日や学校行事に参加しているお父さんはかなり増えているように思います。

しかし、学校での役割--例えばPTAや地域の委員など--に参加しているお父さんが何人いるでしょうか?

参加していないお父さんの理由としては、自分は仕事をして家庭を養っている、仕事が忙しい家庭のことはお母さんに任せている、などなど。

そんな理由が聞こえてきそうです。

確かにそういった部分はあるでしょう。

でも本当にそれだけでしょうか?

“仕事”という伝家の宝刀を盾に、子育てから逃避していないでしょうか? 面倒だなぁと思っていないでしょうか?

もちろん面倒なことはあります。

仕事で疲れて早く寝たいのに今子どもの学校の話は聞きたくない、お母さんばかりの学校の委員会の中では所在が無い……。

そういったお父さん男の本音が見え隠れしています。

それでも私はあえて言います。

子育てに参加してみて下さい!!

参観日に出席するだけでは、学校生活の一部しか解りません。

委員をすればもっともっと学校全体の様子が解ります!

お母さんの話も聴いてあげて下さい!

ただ相槌を打ちながら聴いてあげるだけでもお母さんは満足しますおねがい

話すことで「話せた」という一種の達成感があり、スッキリします照れ

そのことでストレスが減りますニコニコ

「自分の話を聴いてくれている」「子どもの話を聴いてくれている」という思いが家庭円満につながります。

一方で、お母さんにもお願いがあります!!

お父さんは、お母さんから子育てや学校の話をされて意見を求めたので意見を言ったら、「そんな意見は求めてない」と言わないで下さい。

お父さんは意見を求められたから率直に応えているだけなのに、その意見が受け入れられないと「じゃ、訊くなよ」となってしまいます。

夫婦で互いの意見を言って、どうすることがベストなの、協議してすり合わせることが重要です。

例えば子育てでは、細かなことは決めず、大きな方針を1つか2つ位にして、夫婦で「ここは譲れないよね」という所を決めておいた方が良いようですグッ

子育てはお母さんに任せる代わりに、家事を手伝うというお父さんもいるでしょう。

お母さんも子育てに家事と、少しでも自分の負担が減るのならと、お父さんに家事を手伝ってもらうのですが、いざお父さんにやってもらうと、そのやり方が気にくわない。

それをお父さんに言うと、「そんなに言うんだったら、もうやらない。自分でしたら」となって険悪な雰囲気に……という経験はないでしょうか?

男はせっかく手伝ったのに、それを否定されたらやる気が一気に失せてしまいます。

そういった時は、手伝ってもらう家事をお願いする前にまず手本を見せるとか、夫の家事に納得いかない箇所を頭から否定するのではなく「こうやった方がもっとよくなるよね」と感謝しつつもさらに良くなるポイントを助言した方がお父さんも悪い気はしないと思います。

一旦任したからには多少の事には大目に見るという寛容さも必要です。

お互い、男心・女心を理解しようと姿勢が大事だと思います。

家事も子育ても、どちらかに任せるというものではなく、お父さんお母さん夫婦二人でするものです。

もし自分が一人で家事も子育てもしないといけないと思ってみて下さい。大変でしょ。

一人でするより二人でした方が絶対良い。単純に一人の負担は半分で済みます。

二人でした方が、もしどちらかが病気や急な仕事でできなくなった時に、もう一人がピンチヒッターになれます。

日頃やったり話したりしていないと、いざという時に何もできないということになりかねません。

そうならないためにも、もっと夫婦で会話をして下さい。家事も子育ても夫婦で話し合って、役割分担して下さい。

夫婦がお互いの気持ちを思いやり、助け合えば、夫婦が円満になり、夫婦円満なら家庭もうまくいく乙女のトキメキはずです。

夫婦で子育てを楽しもうじゃありませんか!

日本の家庭では、まだお母さんが家事や子育てを負担しているケースが多いです。

依然として戦前までの日本の家庭観という壁が立ちはだかっています。

特にバブル崩壊後は、共働きの家庭も増え、お母さんの負担がますます増えているのが現状です。

今こそお父さんお父さんも旧態の壁を乗り越えてみましょう!!

蛇足ながら、この話題に関連して2冊の本を紹介します。

父親の力 母親の力』河合隼雄(講談社+α新書)2004年

ルポ父親たちの葛藤 仕事と家庭の両立は夢なのか』おおたとしまさ(PHPビジネス新書)2016年

興味がある方は、お読んでみて下さい。

 

いよいよ明日は「親子deクッキングナイフとフォークです。

参加していただくご家族の皆さん、クッキングを楽しみましょう!

つな館メンバーといっぱい話しましょう!!